裡こそ他者。多くの読書家を唸らしてきたこの言葉の隣には、外こそ己という事実が眠っている。つまり、あの夕暮れ空は私であり、次の瞬間、あの枯れ木が私にもなる。空も木も我が身なのだ。ただ同時に空と木にはなれないというだけのこと。だから、ひとはふと冬の澄んだ星空へと還っていくのであろう。
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KODO
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