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最近の記事

2024/10/20/野戦之月

劇団野戦之月の良いところは『観る事に多少なりとも覚悟が必要』だ、と言う事だと思う。 野戦之月の舞台を観ると、自己だったり世界と対峙しなければならない可能性がある。 それは至福の演劇部体験だ。 単なるお芝居ではない。 劇詩人:桜井大造氏は、90年代頃までは 『昭和天皇の戦争犯罪』 『日本と朝鮮半島との関係(主に戦中)』 と言った、対立関係を描いていたが、いつに頃からか、台本ではなく 『抒情詩』 になってきた。 対立関係ではなく、自己との対立、共生関係や依存関係、目

    • 甲状戦線異常なし

      【甲状戦線異常なし】 月曜日に自衛隊中央病院に行った。 かかりつけ医曰わく 「甲状腺に問題がある」 「甲状腺に腫瘍があるかも」 「橋本病かも」 「いずれにせよ、当医院では設備がないから調べられない」 と言う事で自衛隊中央病院へ。 「もしかしたら、甲状腺癌とか、何かヤバい病気かも」 とビビったた。 寝起きが悪い私なのに11時に病院へ。 初診はそうらしい。 入り口で色々と書かされる。 1:共産主義者じゃないか? 2:憲法改正反対論じゃないか? 3:天皇陛下に敬意を

      • 矢部直が死んだ

        United Future Organizationの矢部直が死んだらしい。 1stに度肝を抜いて、満を持して2stを買った。 あの頃のUnited Future Organizationの格好良さと言うのは何と言えば良いんだろう。 あの時代の最先端だった。 あの頃のサンプラーなんて最長でも1分の機材を使って、あれだけの作品を作るなんて信じられなかった。 矢部直やラファエロ・セバーグは私には 「ああ言うスーツにが似合う大人になりたい」 と思わせた。 渋谷系ではなく

        • 唐十郎

          唐さんが死んだ。 正直に言えば唐さんは認知症になって、新作が書けなくなった時点で私の中では 『死んで』 いたし、唐組と言う名前なのに、事実上、久保井研と言う人物が掌握しているのも疑問だった。 唐組と言うのは、唐十郎の実験劇場と言うか、唐十郎が新作を上演するプロフェッショナルな集団だった。 私が在籍していた頃、座員や同期の夢は「状況劇場の過去作の上演」だったが、まぁ新作も書いているワケだし、クオリティは・・・それはサテオキ・・・とモヤモヤしていた。 私が入団した際、

          椎名林檎

          友人と話していて、ユーミンの話になった。 かつてユーミンは 「美空ひばり復興の象徴。私は繁栄の象徴」 と言っていた。 然し、日本は衰退している。 そこで恐らく衰退の象徴は 『椎名林檎』 だろう、と。 ユーミンが繁栄と恋愛を歌い、恋愛至上主義となり、それがアッシー君とか、そう言うモノに変換されるのだけども、椎名林檎のデビューアルバムは99年なんだよな。 それから日本って衰退の一途を辿っている気がする。 それはユーミンが歌えなくなった時期とシンクロしている。 ユーミ

          椎名林檎

          男らしいって分かるかい

          思えば「男らしさ」「オンナらしさ」について考えるのだが、しかしながら 『女性らしさ』 はフォーマットがあるので分かる。 然し、『男らしさ』と言うのはフォーマットがない為、理解が難しい。そもそも『男らしさ』とはなんだ?。 私の故郷:福岡県北九州市の名産品は『焼きウドン』でも『明太子』でもなく、すわ 『男らしさ』である。『北九州空港』や『JR小倉駅』に来た人達は土産物として 『日本刀』 『鉄球』 『南部十四年式拳銃』 『覚醒剤』 『ロケットランチャー』 『馬』 『水牛

          男らしいって分かるかい

          2011年3月11日14時46分

          昨日は3月11日だった。 だが、私は仕事だったし、仕事じゃなかったとしても、14時とか寝ている時間だから 「黙祷!」 とかしなかっただろうけども、 「14年か」 と思う。 14年間で何が変わって、何が終わったのか。 思えば何も変わってないし、何も終わってない。 被災地の住居などは復興しているかも知れない。 だが、福島県などは人口流出が止まらない。 「この土地に未来はない」 と言う選択をした人が大勢いる。 ある一部の地域では、人間が20分滞在しただけで死ぬ

          2011年3月11日14時46分

          男に生まれて

          トランペットの練習をする。 練習と言っても課題曲をやるワケではなく(練習曲はあるが)主に基礎練習であり、筋トレみたいなモンである。 その際にNetflixでアニメを見ながらやっている。 ある程度、雑音がある方が集中出来ると言うか。 で、アニメを見ていると 「アニメって、こう言う世界なのか・・・」 と言うか、何と言うか ①男女共学の校風 ②何故か主人公はモテる ③ヒロインの子は絶世の美女でモテる ④変人でもモテる ⑤初恋はレモン味 と言う世界観。 私事で恐縮だが、私

          男に生まれて

          ダモ鈴木

          ダモ鈴木が死んだ。 ダモ鈴木は私の憧れで、決して越えることが出来ない目標でもあった。 00年ジャストかな。 UFOクラブでダモ鈴木のシークレット・ライブが行われた。 行くと店の前でダモ鈴木がいた。 「ダモ鈴木!私はあなたに影響を受けたし、救ってくれました!握手してください!」 と言ったら 「はっはっは。握手どころか、、、。」 とハグされたときは喜びの余り死ぬかと思った。 演奏は物凄い熱狂だった。 私は踊りもせずにダモ鈴木をジッと眺めていた。 CAN時代の曲とかも

          ダモ鈴木

          夏目漱石のボーイズラブ

          友人と電話で話していて『BL系』の話になった。 バンドメンバーが『BL系漫画』を貸してくれて、その内容に「げげ!」と思っていたのだが友人によると『BL漫画』だけではなく『BL小説』もあるらしい。どんなモノなのか全く検討がつかない。 私がバンドメンバーから借りた『よしながふみ』の『1限めはやるきの民法』2冊と憶測だけでモノは試しに『BL系小説』を書いてみようと思う。 只、書くだけでは面白くないので『夏目漱石』風に書いてみよう。 吾輩はホモである。タチではまだ無い。

          夏目漱石のボーイズラブ

          ノイズBL

          東池袋の『まんだらけ』。 様々なジャンルの『パロディ:BL』が多い。メインは少年ジャンプ系だが、個人的に驚いたのは 『フリッパーズ・ギター』 『ヘタリア』 『劇団新感線』 がBLとして成立しており、尚且つコーナーまである事だった。ちなみに『ヘタリア』は 国を擬人化 なのである。だから「やめろよ・・・ふらぁ・・・んすぅ・・・!」「かわいい・・・イギリス・・・」と言う凄まじい台詞が出てくる。 国を擬人化って凄いな、と思った。 ってか、フリッパーズとかオザケンをBLっ

          松本人志

          ダウンタウンの松本人志について書くとビュワーが増えるらしい。 私はダウンタウン世代だけども、思えば松本人志って破滅型芸人だったし(横山やすしと同じ系譜)、こうやってフェードアウトするのも良し!ではないか?と思う。 そもそも、松本人志は芸人としての旬はとっくの昔に過ぎている。 彼の性犯罪が云々と言うより、 『お笑い芸人として終わっていた』 と言うか。 例えば、島田紳助が暴力団との関係が云々と言われて引退したって事になっているけど、 多分、頭が意外と良い島田紳助は

          松本人志

          テロリストに花束を

          桐島聡容疑者が死んだ。 ビル爆破に関わったらしいのだが、死んじゃったので 『どの程度、関わっったのか』は分からない。 ただ、半世紀近く逃げて、最後はこう言う形で死ぬのってのは 「テロリストとしての挟持を持ち続けた」 と言う気がする。 此れは彼がテロリストだから、とかアナーキストだとか、と言うより『男』として、やっぱり 『やり遂げる』 って言うのかな。 そう言う『意地』みたいなのモノを感じる。 『挟持』と言うか。 1974年とのか事件だから私は産まれてないどころ

          テロリストに花束を

          2024

          皆様、明けましておめでとうございます。 昨年は色々とありました。 Denmarkに7年ぶりにツアーに行き、雑誌のインタビューに答え、 (インタビュー内容は掲載されなかったが)、Denmarkの国立放送で放映され。 帰国したら風邪を悪化させて副鼻腔になったり、肩を脱臼したり、コロナに感染したり。 家主と壮絶な喧嘩もしたし。 幸い、それらの事柄は解決したけども、残りはtrumpetのslumpだけ。 これは治さねば。 その先には過去よりも、もっと良い音がありそうです。 なか

          HIPHOPの悪と善

          知人が「HIPHOPは悪さ自慢があって、ダルい」みたいな事を書いていた。 私はHIPHOPについて詳しくはない。 私が高校生の頃、ギャングスタラップが流行ったが、それは英語圏のモノだったし、よしんば私が英検2級とか持っていたとしても、スラングだらけの歌詞は聞き取れなかったのではないか。 今、聴くと普通に良い曲が多いんだけど、当時の私はデトロイト・テクノに夢中でHIPHOPまでは追いかける事が出来なかった。 『悪さ自慢』 で「へー」と思ったのは埼玉県のHIPHOPグルー

          HIPHOPの悪と善

          中村とうよう

          中村とうようにとって『音楽』と言うモノは、どう言うモノだったんだろう。 嘗て、中村とうようは山谷のドヤ街について 「日本からブルースが産まれるとしたら、このような環境からだ」 と言っていた。 だが、現実的にドヤ街から出てきたのは中村とうようが嫌っていたヒップホップであり、それはブルースと言うよりはヤンキー文化圏のモノであって、ブルースではなかった。 ドヤ街と言うか、ショップングモールで全てが完結する街と言うか。 中村とうようはキューバに行って、サトウキビ農家で生活した

          中村とうよう