【読む力】⑧2つの読書法
2つの読書法を紹介しよう。
娯楽と知恵だ。
①娯楽のため
これは、本の世界を楽しむために読む。小説とか漫画とか。
ここには、個人の趣向がものすごく現れる。何を読んでいるかで分かる。
どこに興味のアンテナが立っているのかが。
これは、人生のフェーズによっても変わってくる。
楽しむため、遊ぶためだから何でもありだ。
②知恵のため
これは、雑誌も含め実用書やビジネス、専門書などから知識を得て、実生 活に生かすために読むもの。情報摂取だ。身に着けるからには、覚悟して挑もう。まずは、ゴール設定を。今の自分の現在地を把握して、読了後の変化を感じよう。それから、具体的な行動に落とし込む。何回もやっていくうちに知恵になる。それが目的の読書法だ。
・いつまでに
・何を知り
・どう使って
・どうなりたいか?
あなたも、①と②の読み方を、無意識でやっているはずだ。
正直、分けた所でどっちでもいい。
本は、自分の心に従って読めばいいんだ。
でもとりあえず、分けてみる。
分けるということは、区分すること。
それは私の思考にカテゴリー分けされて収納されていく。
この概念を知ったら、読書しながら
「あぁ、いま私は①の読書中だからとにかく楽しもう♪」って思える。
「しまった、②の読書だから行動せねば!」って鼓舞できる。
私は、作家になりたい。
だから、②知恵のための本を読み漁っている。
じゃあ、具体的に行動に移しているか?
その量で足りているのか?
……。
まだまだだ。
保育士になった時は、ポンと現場に入れられてそこで学んだ。
じゃあ、作家はポンと書き始めて、書ききって修正してをやるしかない。
自分の内側と対話して、時代の風を感じながら。
暇な子どもたちには、行動へのエンジンを。
迷っている子どもたちには、感動できる喜びを。
そのための知恵が詰まった、地図のような本。
そういうのがあるといいのかなぁ。
でも、子ども向けの本は売れない。
売れないからやらないのか?
いや、別に投稿はタダだ。リスクは何もない。
しいて言えば、通りすがりの読者さんたちに
「ふっ。」って笑われるぐらいか。
(できれば、「ほぅ。」って言ってほしい)
すべては、2度創られる。
1回目は、私の脳内で。
2回目は、現実として。
まず、イメージして作り方通りにやってみて
自分の好みに調整しつつ、関係者の想いも汲んでいく。
旅の計画だってそうだ。
旅先のチョイス。旅先での観光・遊び・食事。移動方法。
料理もそう。
献立のチョイス。材料・調味料・作る場所。家族の好み。
もっと、もっとイメージを膨らませてみよう。
文章を書いて、本にまとめてみる。
私っぽい本はどんな色だろう?
みんなの作った本を読みながら、
私なら、こういう本があったらいいな♡を。
自己満足かもしれないけどイメージが大事。
読書はただのツールだけど、
自己発見のびっくり箱にもなる。
これは、私の人生だ。
私自身が楽しめるように。
物語を紡いでいこう。再発見を楽しもう。
といいつつ①に逃げてしまう。
たまには息抜きも大事。
現実逃避も、しないとね。
ほら、抜け感って大事でしょ。