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【読書記録】⑥シナジーを創り出す

第6の習慣 シナジーを創り出す

どんなに困難な試練に直面しても、人間だけに授けられた四つの能力(自覚・想像・良心・意志)、Win-Winの精神、共感の傾聴のスキル、これらを総動員すれば、最高のシナジーを創り出すことができる。そうすると、奇跡としか言いようのない結果に到達できる。

7つの習慣 p382

これまで、第1の習慣で主体的を学び、第4の習慣でWin‐Winを学び、第5の習慣で傾聴を学んだ。(本当に身についたかどうかは一旦おいておく)
総まとめで言われたのは、シナジーだ。英語ではsynergy。
意味は、相乗効果。

シナジーとは、簡単に言えば、全体の合計は個々の部分の総和よりも大きくなるということである。

7つの習慣 p383

1+1=2が当たり前だけど
1+1=3とか、1+1=4以上ってことだろうか。

自然界はシナジーの宝庫だ。たとえば二種類の植物を隣り合わせて植えると、根が土中で入り組み、土壌を肥やし、一種類だけを植えた場合よりもよく育つ。

7つの習慣 p383
これは、1本1本の木の生命力が強いからできる。

これを人間関係に応用すると……結婚して子どもを産むことらしい。まぁ、結婚しないにしても、違いを認め尊重し合ってお互い自立した関係があることたちも含むらしい。仕事・イベントなど充実した人生を他者と社会に奉仕し、貢献し、次世代のため成長しながらつくっていく、と。

私は、ここで勝手に疑問に思った。ただの経験則だ。
保育園ではいろいろな野菜を育てていた。去年植えた場所と同じところに植えると連作でうまく育たない。きゅうりなどのウリ科は、うどんこ病にかかりやすくダメになった年もあった。もちろん保育士は農家ではないので専門性はまるでない。だからなのかもしれない。必要な手入れが行き届いていなかっただけなのかもしれない。
でもあの経験から思うに、シナジーってさ、そもそも植える野菜の相性とかあるよね。苗屋さんから買った苗が元気かどうかも大事だし、そもそもこんなうまく根を絡み合わせてって無理じゃない?
結婚して子どもを産むって言ってもさ、別れる夫婦もいたし、そもそも結婚しない人もいる中で、そううまくシナジーとかって無理じゃない?って。
要するに、人によるじゃん!って言いたかった。
全員が上手くいくわけないじゃんって。

多くの人は、これほどのシナジーは自分の人生には起こるはずもない奇跡のようなものだと思っていることだろう。だが、そうではない。このようなシナジーを創り出す経験は日常的に生み出せるのであり、毎日の生活で経験できるのだ。しかし、そのためには、内面がしっかりと安定し、心を開いて物事を受け入れ、冒険に心躍らせる必要がある。

7つの習慣 p386

みんな、できるよ!冒険心があればねってことだろう。
多くの日本人は、冒険なんてしたくないと思う。パスポートを見てみよう。

外務省のホームページからパスポート(旅券)取得率のグラフをお借りした。

コロナも手伝って安全のため冒険は控える日本人。

コロナがあった。円安もあった。
そもそも日本国内で十分じゃね?と気づいた人もいた。
海外行かなくてもYouTubeで様子が分かって便利じゃん!と思う人もいた。
そこに目をつけて旅tubarとなって儲けた人もいた。

冒険は、ルフィが頑張ってくれればそれでいい。
冒険は、アイドルが頑張ってくれればそれでいい。
ぼくたち、わたしたちは、それを全力で応援するから!=推し活ブーム。
これが、今の日本だ。

それが悪いのか?私は悪くないと思う。
それが良いのか?7つの習慣的には良くないと思う。
日本にとって良いのか?
たぶん今は破壊の最後の時期だから、これからはシナジーが必要だ。
ただ実行できるのは一握りの人格者たちのみ。
その人たちを見破ることができる賢い日本人が多くなることを願う。
大丈夫。日本の土地には八百万の神様がいるから。
その力を信じれば……ってすずめの戸締りやジブリ的な妄想になる。

だいぶ話が脱線してしまった。7つの習慣に戻ろう。

カール・ロジャース(米国の心理学者)は「もっとも個人的なことはもっとも一般的なことである」と教えている。自分の本当の姿を見せ、自信を失った経験も含めて自分のことを素直に話すほど、それを聴いている人たちは、自分の経験を正直に話しても大丈夫なのだという気持ちになる。するとあなたの正直さが相手の精神を養い、そこに真の創造的な共感が生まれ、新たな洞察や学びがもたらされる。こうして次第に気持ちが高揚していき、冒険心が刺激されて、コミュニケーションのプロセスはシナジーへと向かっていく。

7つの習慣 p390

パスポート取得率が人口の20%に満たない日本人だが、例えば、仲の良い友人が韓国旅行に行ってきてめちゃくちゃ楽しかった!と何度も話をしてきたらどうだろうか。
きっとあなたは今まで興味なかった韓国に興味を持つようになる。そして、だんだん私も行きたい!と思うようになる。それが冒険心だ。韓国を気にするようになると、安いツアーを見つけることができる。パスポートととることも意外とできそうで、仕事が休みの日にできそうだ。韓国に日帰りで行く強者も見つけるが、自分にはそんなハードな旅はやめよう。もっとゆっくり観光したい。友人が言っていた24時間やっているカフェが気になる。雑貨も可愛い。もう行くしかない。空いている予定を調べるために手帳を開く。
一旦、未知の旅を経験したら意外と大丈夫な自分に気づくだろう。体験してよかったと思えるはずだ。ここに日本人のパスポート取得率なんてデータは1㎜も関係しない。自分が行きたいかどうかが、冒険へと導くかぎだ。そして、その熱量は伝染する。

別に海外旅行じゃなくてもいいのだ。身近に新装開店した店があってずっと気になっているのに行っていなかった所に足を運んでみるのもありだし、推しメンのライブに申し込んでみることだって冒険だ。未知の体験を五感を使って感じることで経験してやっと分かることが多い。腑に落ちる。

知っているだろうか?
人が死ぬときに後悔するのは、「やらなかったこと」だ。やってしまって後悔はないらしい。やらなかったという悔いが死ぬときに「あぁ~やっぱりやっとけばよかった!」って思うらしい。
だったら、これを読んで生きているあなたはやれることが沢山ありすぎるのではないだろうか。ちなみに、私は一度でいいからチーズケーキをお店のように美味しく作ってみたいと密かな夢がある。これだって小さな冒険だ。普段買わないクリームチーズや生クリームやレモンを購入しなければならない。

また、脱線してしまった。7つの習慣に戻ろう。

シナジーは心を湧き立たせる。創造することは心を湧き立たせる。心を開いたコミュニケーションが生み出すものには、驚くべきものがある。

7つの習慣 p390
人間理解の基本とつながる

この表は、信頼関係がコミュニケーションの質にどのように影響するかを示したものである。
防衛的だと、自分の身を守るためにわざと負けたり、逃げ道を作る。「怒られたくない」から、そこにビクビクしながら怒られないやり方で勝ったり負けたりするのだ。
尊重的だと、表面上はうまくいっているように見える。ただ、本音を出さずに空気を読んで反対意見なんて出さずにやりすごしているだけだ。よくある光景。お互いの妥協点を見つけ進めるから、ある程度までは結果が出せる。
シナジー的だと、クリエイトの領域だ。小さな文化がつくられる。日本だと町内のお祭りを関わる人全員でやり抜いて最後に「大変だったけど楽しかったねぇ!」で終われるやつだろう。今は町内の祭りなんて消えてしまった所が多いかもしれない。

高い信頼口座の残高、Win-Winを考える姿勢、まず相手を理解しようとする努力、これらの要素があいまって、シナジーを創り出す理想的な環境ができあがる。

7つの習慣 p400

仏教ではこれを中道と言い表している。この言葉の本質は妥協ではない。たとえるなら三角形の頂点であり、より高い次元の選択を意味する。

7つの習慣 p400

これを書き写しているときになぜか私の頭の中に山崎まさよしの「セロリ」が流れまくっていた。(いや、SMAPでもいいが)
♪~妥協してみたり多くを求めたり なっちゃうね
何がきっかけでどんなタイミングで二人は出逢ったんだろう
やるせない時とか心許ない夜
出来るだけいっしょにいたいのさ
がんばってみるよ やれるだけ
がんばってみてよ 少しだけ
なんだかんだ言っても 
つまりは 単純に 君のこと好きなのさ

シナジーってさ、結局みんなのことを好きになったらいいんだね。
「愛」じゃん。もう、人類愛。
できるだけ、その場にいるみんなが納得して満足できる案を出して、それに沿った生活をしていくこと。

人はさ、気に入った人としかそばにいれないんだよ。
子どもたちの集団を見ていても思う。相性の悪い子はいつもケンカしてる。
なんか、合わないんだよね。あの2人。1クラスしかない保育園だったから、クラス替えもしてあげられない。逆にいつも一緒に遊んでいるあの2人。穏やかに遊びが続いて、とっても楽しそう。

嫌いな子とも仲よくしなさい!みんな仲良く。
そんなサンリオみたいな世界をつくれたら素敵だけど、現実問題難しい。
大抵は2人いたらどちらかがコントロールをするようになる。コントロールの関係は、競争にしかたどりつかない。対立はしないで。そっと線を引くだけ。それぞれの世界で安心して楽しめるように。
大人がその世界を知らないと、それは伝えられないのだ。

直観的、創造的、視覚的な右脳、論理的、言語的な左脳、この両方を使いこなせれば、脳全体をフルに働かせることができる。つまり、自分の頭の中で心理的なシナジーを創り出せるのだ。

人生は論理だけで成り立つものではない。半分は感情によって成り立っているのだ。

7つの習慣 p404

人生は主観的だ。
みんなそれぞれの色メガネで世界を見ている。
まず、そういう事に目をむける。
そして、色メガネを外して観察者になる。
感情と理性を切り分けると、世界はどう見えるだろうか。
これに、ワクワクする人はこの仕事にむいている。

みんな違ってみんないい。違うみんながいるからこその平和って?

相互依存の状況では、成長と変化を妨げるネガティブな力に対抗するときにこそ、シナジーが特に強力になるようだ。ネガティブって一見悪いようにも見えるが、そうではなくどうやら右脳の領域のことらしい。

一般的に推進力はポジティブな力である。合理的・論理的・意識的・経済的な力が働く。それに対して抑止力はネガティブな力であり、感情的・非論理的・無意識・社会的・心理的な力が働く。自分だけでなく周りの人たちを見ても、両方の力が働いていることはよくわかる。変化に対応するときには、推進力と抑止力の両方を考慮しなければならない。

7つの習慣 p411
推進力と抑止力、左脳で決断し右脳で覚悟をして行動へ。

統合は難しい。自分の中にある執着の感情を手放したり、過去のトラウマを癒したり、足りない知識を補ったり、沢山の意識改革が必要だ。
それが終わった人は、チームワーク、チーム・ビルディングがうまくなる。
家庭という小さな社会でも、クラスという小さな単位でも、会社の部署という場所でも、よりより運営ができるようになる。

途中で「セロリ」を聞いたから、だいぶ長くなってしまった。古い歌だから知らない人もいることだろう。うちの子だってSMAPって誰?だから。彼らの推しはもうTVにはいない。私の方こそ、カラフルピーチって誰?状態だ。
第6章もおわる。
そろそろ、恒例のワークの時間だ。

①あなたと考えのまるで違う人を1人思い浮かべよう。その人との違いを土台にして第3の案を見つけるにはどうしたらよいか考えよう。

めんどくさいなら、有機野菜の宅配とったらええやん?(第3の案)

②あなたをイライラさせる人の名前をリストアップ。あなたの内面が安定していて、自分と他者の違いを尊重できるなら、その人との違いを生かしてシナジーを創り出せるだろうか?

書き順なんかよりも、結局読めるかどうかが問題だったりする。

③もっとチームワークを高めてシナジーを創り出したいと思う状況を1つ挙げる。シナジーを創り出すためには、どのような条件が必要だろうか?あなたにできることは何だろうか?

男たちは、自ら行くとは言いださないから。嫁が本領発揮。

④今度、誰かと意見が違ったり、対立したりしたとき、相手の立場の裏にある事情を理解するように努力してみる。その事情を考慮して、お互いのためになる創造的な解決策を話し合ってみよう。

最終的には、また妻が働きに出ればいい。家庭は二人三脚。とりあえず、まだいける。

お金とは、すなわち価値である。価値は時代によって変化する。
これさえつかめば何とかなると思っている。
夫は夫でクリエイトが上手だし、私は私で何とか生きる自信がある。
お金の問題さえクリアすれば対立はそこまで起きない。

アメリカの犯罪者と関わっていた人が言うには、犯罪に手を染めて罰を受けるよりマクドナルドでせっせと働いた方が稼げるという事をあの子たちは知らなかったという。まともな知識があれば、道を踏み外さなくてよかったのに。お互いのためになる創造的な解決策には、確実な答えはない。だが参考になる資料はたくさん転がっている。それをヒントにして、自分たちで導きだす。それがシナジーなのだ。シナジーは人を巻き込んだクリエティブだ。

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