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大須のスケート場へ行ってきた。
そういえば、ここは何気に初めて入る。
地下鉄鶴舞線の大須観音駅2番出口より南へ徒歩5分でついた。
大須のアイススケート場!
子どもたちのリクエストで急遽行くことになった。彼らはスケート初心者。できたら空いている時にたっぷり練習させてあげたい所。調べたら、なんと!夏休み期間は平日でも朝10時からやっている。(普段は平日は12時~)おそらく、お客さんが少ないはず。そこを狙っていこう!
予想通り
スケート場は割と空いていた。今日は練習し放題だ。ラッキー♪
貸し靴を借りる。久しぶりに母も挑戦しよう。30年ぶりぐらいになるだろうか……。滑れるかちょっと不安。
小学生2人の男子を引き連れ、いざリンクの中へ。
ヒンヤリと冷たい空気が肌を撫でる。
つるっ。
この感覚。久しぶりだ。
少し体を慣らそう。
壁づたいにゆっくり歩きながら滑り始めた。
我が子は最初は壁とお友だち。つるつる滑ってしまう感覚とちょっとした怖さと、力の加減に戸惑っている。
「ねぇ!お母さんコツとかないの!?」と言われましても。
私は体で覚えてきたから何とも言えない。
さぁ、背中を見なさい。っとばかりに目の前で滑ってあげた(笑)
何周かまわっているうちに、彼らもだんだん体で覚えていつの間にか壁から離れている。息子たちを見ているとおもしろい。
長男は慎重派。ちょっとずつ進んでいく。何なら早く「コツ」を知りたがり、頭から入っていく。不安が強い。だから腰が後ろになってる。あと少しの勇気でもっとうまくなるタイプ。
次男は挑戦派。自分の体を使ってガンガンとりくむ。周りを見て、それをものにしようと必死でもがく。必死すぎて周りが見えずにスピードの調整がきかず壁に突っ込んでいく。こっちは、前のめりだからケガをしやすい。
なるほどなぁ。
と、ここまで見ていて私はどっちだったかなと振り返る。私は次男タイプだった。そういえば、派手に転びながら体得していく人だった。だから、30年ぶりでも体が覚えているのかもしれない。ただ、うまくはない。
ふとスケートリンクを見ていると、すごい人がたくさんいた。
すごい人たち
おそらく小学生の女の子。靴が違う。マイシューズだ。スピードも違う。
!?
クルクル回って跳んだ!フィギアスケートやってる子だ。すごい。
親は、観客席からその様子を見ていた。
あっちは何だろう。4人兄弟?足に何かつけてる。一番小さい男の子は顔全体を覆うヘルメット。カラーコーンの小さいのを4つ並べて、手袋を投げて遊んでる。
!?
これは、アイスホッケーだ。近くでお父さんが監督してる。この家族はアイスホッケーのチームなんだ。
空いてるからこそ、ここまで自由に練習できている気がする。私たちみたいな初心者が隣にいても、空間がある。
距離をとりながら滑りつつ、いろいろな人を眺めながら、ふと気づく。
みんな支えられているんだなって。
この大須のスケート場には、小さなギャラリーとして有名選手のサインや写真が飾ってあった。有名になったからこそ、一般人の目にとまるけれど、それまでにコツコツと練習をしてきた日々があったはずだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1724195942502-PbjV71tqAm.png?width=1200)
そういう練習の日々を綴ったマンガなのだろう「メダリスト」を全面的に取り上げてもいて、ご自由にお読みくださいとばかりに雑誌が沢山置いてあった。このスケート場の下にはコメダ珈琲店がある。ここが提携しているのも、きっと応援だろう。お店には、選手の写真がいっぱい飾られていた。
きっと、このお店は下積み時代の選手たちやその家族の日常を支えているに違いにない。
![](https://assets.st-note.com/img/1724197047821-dHWkXz0hzc.png?width=1200)
すごい人たちを支えているすごい人たち
注目を浴びるのは、金メダリストだったり結果を残した選手だけだ。
でも、その裏には今日見たあの家族たちみたいに練習の日々を過ごしている一般人が大勢いる。サポートするにしても大変だ。我が子だとしても、自分の時間を削って応援しているわけだから。
誰かが何かをしたい!と願った時、そこには大勢のサポーターがいるのだ。目には見えないかもしれないけど、繋がってる。
大須のスケート場の上には堂々とスポンサーの広告があった。あれだって1つの支援の形だろう。アイススケートリンク自体を維持するのだってコストがかかるのだから。
ありがたい。こうやって、使わせてもらえることも。楽しませてくれる場所がここにあることも。夏休みの思い出として、我が家は楽しませてもらった。自宅が一時断水という緊急事態の時の居場所を確保させてもらえた。帰ってきたら無事定期点検による断水は終わっていてありがたい。こうやってのほほんと遊んでいる間に、どなたかが水道のチェックをしてくれている。顔を見ていないけれどもありがとう。
そう考えていくと、意味のない仕事なんてないんだろうなって思う。
みんな繋がってる。気づいているか、気づいていないか。ただ、それだけ。
それにしても、久々に体を張って遊んだ~!あぁ楽しかった。