こどもになる486話:あきらめなかったら次の瞬間、何かが変わるかもしれない。
全国大会の準決勝。
その前日に
北海道にいる息子から電話がありました。
私への電話は
たいていピンチの時なので
「どした??」ってすぐ出ました。
大丈夫。
ユーモアたっぷりに
母をおちょくるいつもの息子でした。
「お母さん、さみしいやろ」
ホッとしました。
「さみしないわ😏」
「てっぺんとるまで帰ってくるな!」
そう伝えたら
「絶対勝ちます」って
いつものオンラインのメッセージが
その日は、肉声で聞けて…
本当に勝ってくるんだと確信しました。
・
朝から、保育と親御さんの交流会もあり
11:00~のライブ配信は
ちゃんと見れなかった。
でも、気になって。
トイレ行く時、スマホを見た。
後半30分…0ー1やった。
負けていた。
時間がない。
負ける瞬間見たくない。
祈りながら、スマホの画面を閉じる。
仕事に戻った。
でも、気になる。
どんな結果も応援してる!!
後半35分…
やっぱりそっと、スマホを開いた。
いつも神様は
「今だよ」って、合図をくれる。
…入った!!
息子と同じ名前のFWひろとのゴール!!
うわぁ、うわぁ、うわぁ!!
やった、やった、やったー!!
喜んでる暇はない。
もう1点とらないと、PKになる。
時間がない。もう試合が終わる。
(後に延長戦があると息子に教えてもらった母💧)
PKになると思った。
守護神の息子がとめてくれると信じる。
でも、ドキドキで泣きそうで
言葉にならない。
その時です。
息するのを忘れる。奇跡だ。
MF龍起の弾丸シュートが入った。
入った!!!!!!
泣いてはいけない場所だったから
こらえたけど
心が爆発していました。
なんだ、このチームは!!!
大阪の予選でギリギリ…
出場枠を勝ちとり全国大会に出場した。
ベストメンバー全員揃ったことはない。
怪我、病気…いつも誰かがいない。
息子も離脱していた時期は
長かった。悔しかった。
今も、メンバー揃っていない。
でも、こんなすごい試合を見せてくれた。
あきらめなかったら
次の瞬間、何かが変わるるかもしれない。
こどもたちに教えてもらった。
勝てなくても
試合に出れなくても
その場に自分がいなくても
悔しくても
「仲間を応援し続ける」
みんなが準備していたんだ。
自分さえよければって
悔しい時って
誰かを応援できないことだってあると思う。
でも、息子も仲間たちも
そんなフェーズでサッカーしていない。
「誰かのために」
サッカーしているのかもしれない。
息子は、言いました。
ピッチにたてない仲間と一緒に
ゴールを守ってるんや!って。
俺だけじゃない。
見えない仲間みんな守護神なんや!って。
誰かを一人にしないんだ。
みんなみんなかっこいい!!!!
今日11:00~決勝戦です。
セレッソ大阪vs横浜FC
全国NO1が決まる。
今日は、仕事でもなんでも、ごめんなさい。
母は、オンラインでも何でも
あなたたたちを応援したい!!
がんばれ!がんばれ!がんばれ!!
ありがとう。ありがとう。ありがとう。