改めて、国連声明を読みかえす
ちょうど2年前のこどもの日。
コロナ下に出された国連声明のかんたんな日本語訳を長瀬のブログ「ちいさなとびら」で発表したのでした。
コロナとともにある日々もずいぶん日常になりました。
少しずつ以前にような日常が戻ってきたかのような
気持ちになります。
そんな時期ですが、『きかせてあなたのきもち~子どもの権利ってしってる?』の巻末のかんたんな日本語訳をどなたでもダウンロードできる形で準備しました。(ひだまり舎さんに大変お世話になりました。ありがとうございます。)
過去というのは、ほんとうの意味で気持ちとともに消化しないと
過去にならない時があると思います。
私自身、子ども時代の言葉にならなかった気持ちに突き動かされて
今の仕事にたどりついたところがあります。
今はそういう自分を自覚して抱えられていますが、
わけのわからないモヤモヤに振り回されてきたこともたくさんありました。
子どもや若い人は、コロナの世界そのものも取り込んでたくましく生きていきます。そういう強さや柔軟性に、私たちはとても助けられています。
それでも、コロナによるさまざまな状況下で
気持ちを我慢して暮らしたことも、
その子どもの習慣やライフスタイルに
なってしまっていないかなと少し心配に思います。
コロナ下で国連・子どもの権利委員会がどんなメッセージを出していたのか、それを参照に考えることが、できるように。
コロナ下で過ごした子ども時代があったということ、
そういう時代を生きた自分を少し外から眺められるように。
それぞれの子どもの居場所、教育・養育・支援の場で
ゆるやかに活用されたらいいなあと思って準備しました。
今日は、こどもの日。
1951年に、「児童は、人として尊ばれる」という
児童憲章が定められた日です。
よかったら、児童憲章、そして、国連声明を読み返してみてください。
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