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学生とワークを楽しんでいます。
大学の授業が始まりました。1年生と4年生のゼミを担当しています。せっかくなので、『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?』のワークブックを使ってみようと思いました。
最初は4年生。はじめのページ(下の写真参照)の気もちをきいてみると、「こわい」「さみしい」などの気もちを教えてくれました。就活や実習や、予定変更もいっぱいあって、気もちの調整が大変なんだなあと思いました。
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そんなネガティブな気持ちも出してくれてありがとう、という気持ちできいていました。そして、やってみたのはトップ画像の問いかけ。
「Q1 何をしてるときがさいこうの気分?ゆっくりしたいときってどんなとき?」
「うーん」と考えてから、みんなそれぞれ話してくれました。
次の週は、「Q2 どんなことを学んでいるときわくわくする?」
この問いは、とてもおもしろかったです。知らなかった学生の好きなことや趣味を知ることができました。学びって机上のものだけではないとしみじみ。語り合うなかで、「そうそう」と自分のワークブックにも書き込みます。
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1年生のゼミでは、「Q4 なくなったらこまるものって何?いま ひつようなものはある?」に取り組みました。(黒板にはってるのは、ゼミの★、大切にしたいことを一覧にしています)
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近況と合わせて発表したのですが、うまく近況と組み合わせて、問いかけに応答してくれていました。例えば、「引っ越したばかりだから〇〇が必要」、「眠るときに〇〇が必要」などです。その学生の暮らしの風景が浮かび上がります。
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実際ワークをしてみると、『きかせてあなたのきもち』のワークは、それなりに心に踏み込んでいくワークであることを改めて思います。
ワークブックは回収し私が見るということ、書きたいことだけ書くこと、発表の時は言いたいことだけいうこと、繰り返し伝えました。
安全な場にすることを心がけつつ、本題に入る前のミニワークとか、近況を報告するとか、そういう意味では楽しくできるワークブックだと思いました。
学生さん、引き続きお世話になります。ありがとうございます。