第17回こどもレストラン・フランス編〜演奏レポート〜
2022.5.21
第17回こどもレストラン・フランス編が行われました。
コロナ禍ということもあり……活動を自粛していましたが、2年ぶりにこどもレストラン復活です!!
こどもレストランには、
~食と音楽の世界旅行~という副題がついているので、
おいしく食事をしたあとは、音楽の時間🎵
ここでは、食後に行われたミニコンサートの様子を中心に、
お伝えしていきます!
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「こどもレストラン〜食と音楽の世界旅行〜」とは?
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今回の旅先は・・・フランス!!
みなさんは、フランスといえば、何を思い浮かべますか?
エッフェル塔や凱旋門などの有名な建造物があったり、クロワッサンやフランスパンを、オープンテラスのあるカフェで優雅に食べているようなおしゃれなイメージがあったり、美術館やパリコレなど、アートやファッションの中心地という印象もあるかもしれません。
みなさんそれぞれにさまざまなイメージを持たれていると思いますが、音楽面ではどうでしょう?
クラシック音楽におけるフランスの立ち位置について見ていきたいと思います。
クラシック音楽では、1800年代半ばくらいまで、ドイツが中心でした。バッハなどが活躍したバロック時代(1600~1750年)、モーツァルトやベートーヴェンが活躍した古典派時代(1750~1820年頃)には、フランスには現在も名が残る有名な作曲家はほとんどいませんでした。
フランス独自のクラシック音楽が生まれてきたのは1800年代後半です。「印象派」と呼ばれるパリを中心に起こった芸術運動とともに発展した音楽で、一般市民も楽しめる「直観的」な作風が特徴です。
この時代には、
『スペイン狂詩曲』や『ボレロ』を作曲したラヴェル、
『カルメン』や『アルルの女』を作曲したビゼー、
『月の光』や『亜麻色の髪の乙女』を作曲したドビュッシー
など、フランスを代表する作曲家が数多く生まれました。
今回は、そんなフランスを代表する作曲家の曲や、「え? この曲、フランスの曲だったの?」というような日本語でなじみのある曲などを演奏しました。
それでは早速、演奏曲を紹介していきましょう!
フランスを代表する作曲家・ドビュッシーが、16歳のときに作った曲で、最初に書いた歌曲でもあります。
星空の下で過ぎ去った昔の恋を思い出している情景が、優しくも美しいメロディーで描写されています。
星の瞬きのようなピアノ伴奏にも、注目です!
「きらきらひかる~♪」でおなじみの『きらきら星』。みなさん、一度は歌ったことがあるのではないでしょうか。
実はこの曲、原曲はフランス語なのです。しかも、『きらきら星』ではない!?
原曲のタイトルは、
『Ah!Vous Dirais-Je, Maman(あぁ、お話ししたいの、ママ)』
恋していることを告白する、大人向けの内容となっています。
イギリスで『Twinkle, Twinkle, Little Star』という詩のメロディーに使われてから、一気に広まりました。
原曲の歌詞は以下の通りです。
フランス語の歌詞のまま日本語に訳されていたら、こんなにもたくさんの人に親しまれる曲には、なっていなかったかもしれませんね。
日本語でもよく歌われているこの曲も、なんと原曲はフランス語です。
原曲のタイトルは、
『J’ai perdu le do de ma clarinette(クラリネットのドが出なくなっちゃった)』
有名な「オ・パッキャマラード」のフレーズも、実はフランス語。「リズムを合わせて」という意味です。
日本語の歌詞だと「こわれて出ない音がある」と言っていますが、「リズムを合わせて」と言われているので、楽器のせいだけじゃなさそうですね……。
最後は、こどもレストランではお決まりの『小さな世界』。今回も手話つきで、みんなで楽しく演奏しました♪
演奏の様子は、こちらからお楽しみください♪
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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