スタッフ紹介 vol.3:さささん
いつも「こどもレストラン」のnoteをご覧いただき、ありがとうございます!
ここでは「こどもレストラン」の運営を支えるスタッフについて、インタビューを行った記事です。
「こどもレストラン」では、お手伝いしていただける方々を大募集しています!
運営に携わってみたい方や、おとなカフェで講師をしてみたい方など興味がありましたら、ご連絡(kodomo.rest@gmail.com)ください! もちろん見学もOK!
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今回は、事務局メンバーで会計担当、そして一児の母でもある、「こどもレストラン」を盛り立てるムードメーカー「さささん」です!
「こどもレストラン」のコンセプトに強く惹かれたというさささんは、多彩な経歴から、こどもシェフたちの調理サポートにとどまらず、ゆりねぇさんとの演奏や「こどもシェフ認定証」の制作など、パワフルに活躍されています。
「こどもレストラン」の魅力をはじめ、子ども時代から子育てを行う現在までを振り返っていただきました。
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外からも内からも魅力的に映った「こどもレストラン」
——さささんはご結婚を機に上京されたと伺いしました。「こどもレストラン」との出合いは、どのようなものだったのですか。
さささん:事務局メンバーのゆりねぇさんとざまちゃんとは、高校の同級生で、部活動(音楽部)も同じでした。
「こどもレストラン」の立ち上げ時から、活動の様子はFacebookなどで知っていて、「面白そうだなあ」「仙台で開催されたら絶対に一緒にやるのに!」と思っていました。
私も子どもと音楽が好きで、料理も興味のあるジャンルだったので!
そんな中、結婚をして首都圏に引っ越すことになりました。そのタイミングで、事務局メンバーとして「こどもレストラン」に参加しました。2016年12月の宇宙編からでしたね。
——「こどもレストラン」のどういった点が、さささんを引き付けたのでしょう?
さささん:「こどもレストラン」は何より、コンセプトが最高だなと思っていて。「子ども」と「料理」という要素に加え、ゆりねぇさんの魅力の一つでもある「音楽」をかけ合わせて「食と音楽の世界旅行」というサブテーマを掲げています。
これは今までにない取り組みだなと感じたこと、さらに活動の幅を広げていこうとしているところが、ゆりねぇさん・ざまちゃんの「らしさ」が出ていて素敵だなと思いましたね。
メンバーとして活動するようになってからは「子どもたちがシェフとなり、おうちの人たちにおもてなしをする」という考えを中心に、子どもたちだけで調理できる手順を考えたり、アレルギーをもつ子でも可能な限り同じ食事を作ったり・食べたりできるようにするなど、一人ひとりに寄り添った綿密な計画を立てていることを知って、より魅力を感じるようになりました。
ざまちゃんが作成する緻密なノートが、とても分かりやすい!
——具体的に、事務局メンバーとしてどのような役割を担当されているのですか?
さささん:主に会計を担当しています。ありがたいことに「こどもレストラン」は、「子どもゆめ基金」さんから助成金をいただいており、そのための予算計画を立てたり、収支簿をまとめたりしていますね。
「こどもレストラン」当日には導入部で、こどもシェフたちにその回の国についての説明をしたり、時にはゆりねぇさんと一緒にデュエットしたりもします。
さささん:「こどもレストラン」の最後に行われるシェフ認定式の中で、第10回のイギリス編からスタートさせた、こどもシェフたちに渡す「認定証」も作っています。
第10回こどもレストラン・イギリス編で渡した、
アフタヌーンティーと近衛兵をモチーフにした「認定証」
参加することで、興味・関心をもつことができる
——普段はどのようなことをされているのですか?
さささん:学校の先生をしています。それと今、2歳の息子がいて子育て真っ最中です。来年には「こどもレストラン」のシェフとして参加してほしいな〜と、今から楽しみにしているんです!
——学校の先生が「こどもレストラン」にいることは、なんだか心強いですね。
さささん:ありがとうございます。ゆりねぇさんは放課後児童施設の施設長、ざまちゃんは保育士ということで、普段から子どもと関わっている私たちなので、その点は安心して参加していただけるのではないかと思います。
——息子さんがいるとのことでしたが、親の立場になったことで「こどもレストラン」に対する考えに変化はありましたか?
さささん:子どもって本当に可愛いしその成長を見ているのも楽しい。そしてなによりとてもかけがえのない存在なんです。そう思ってはいても、四六時中一緒にいると嫌だなと感じる部分もたくさん見えてくるし、少し離れたいと思うときもあるんです。
親ならではの気持ちも理解できるようになったからこそ、第4回からはじまった「おとなカフェ」を少しずつパワーアップさせ、おうちの人たちもより楽しめるような活動にしていきたいなと強く感じるようになりました。
さささん:育児や家事に時間を取られ、自分の時間がなかなか取りにくい時期に、これまで触れたことのない分野の話を聞いたり体験できたりすることは、大人の方々も新たな世界を広げるきっかけを得られるのではないかと思っています。
おうちの人たちが子どもから離れてホッとひと息つける、そんな「おとなカフェ」を目指していきたいです。
——親になったからこそ、その立場の人たちの気持ちにさらに寄り添えるようになったのですね。運営をしていて難しさを感じることはないんですか?
さささん:事務局メンバー4人、他にもこれまでスタッフとして関わってくれた人たちは、みんな本業が別にあり、その合間に「こどもレストラン」の活動に関わってくれています。
できることなら、もう少し開催の回数を増やすなど、さらに発展させていきたいところなのですが、本業に差し障りがないように・・・と考えると、現在の開催頻度がいっぱいいっぱいなのかなと感じています。
他にも、現在は3歳〜小学校6年生までを対象年齢としているのですが、年齢層が幅広く、活動内容がどうしても易しくなる傾向があります。なので、小学4年生以上限定の開催など、年齢に合わせた活動内容の「こどもレストラン」を開いてみたいですね。
熱中してきた中に、音楽を見つける
——さささん自身は、どのような子ども時代を過ごしたのですか?
さささん:小学校時代からたくさんの習い事をさせてもらい、忙しい日々を送りました。特にダンススクールに通っていたころは、ミュージカルに出演したり「TUBE」のバックダンサーとして踊ったり、CMのアフレコなどいろいろな経験をしてきました。
でも熱しやすく冷めやすい性格なのか、どの習い事も中途半端なままで終わってしまいましたね・・・(笑)。
——すごい! とてもお忙しかったのですね。それでも音楽のルーツは、子どものころにありそうですよね。
さささん:もともと小さいころから音楽が好きだったんです。「クラシック音楽」「J-POP」「ダンスミュージック」「JAZZ」「ミュージカル」など、さまざまなジャンルの音楽に触れた経験は、いまこの「こどもレストラン」の活動に生かされている気がします。
高校時代からゆりねぇさんとはよく一緒に歌っていました。高校三年生から声楽を習い始めたのも、彼女の影響が大きいかもしれません。社会人になり演奏の機会が減ってしまった今、一緒に演奏ができてとても楽しいです。
ゆりねぇさんは本格的に音楽の道に進み、いまでも演奏家として活動しています。だからこそ、彼女の歌声を聴くことができるのは「こどもレストラン」の特権だと思っています。本物の音楽に触れるって、素敵な体験なんです!
当日だけでなく、帰った後も楽しむことができる
——最後に、未来のこどもシェフたち、ご来店されるお客さま(家族の方々)に、メッセージをいただけますか。
さささん:「こどもレストラン」は当日の活動だけが楽しいわけではありません! 持ち帰ったレシピを見ながら家族で一緒に作ってみたり、気になった国について調べてみたりと、おうちに帰ってからも楽しむことができるのが「こどもレストラン」の魅力です。
数日後に届く活動の様子を収めた写真データを見ながら、改めて家族で感想などを伝え合うことも素敵な時間となります。
料理、音楽、世界、そして家族での交流。「こどもレストラン」をきっかけに、こうした魅力のいずれかが、みなさんの心に残るとうれしいなと思います!
私としては、東京や仙台だけでなく、他の地域でも「こどもレストラン」を開催したいと思っています。そして実際に、その国へ行って、本場の味や空気に触れて、さらに「こどもレストラン」の活動へつなげていきたいです。
——貴重なお話、ありがとうございました! さささんの周りを盛り上げていく力で、今後の「こどもレストラン」に期待したいと思います!
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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