令和6年度より変わる!高認(高等学校卒業程度認定試験)の試験科目
高卒認定試験(高認)は文部科学省が主催する試験で、正式名称は高等学校卒業程度認定試験といいます。
高認は、少し前まで「大検(大学入学資格認定試験)」と呼ばれていましたが、平成17年度より高校認定試験と呼び方が変わりました。
高認を受験して合格すると、大学・短大・専門学校の受験資格が与えられます。
また、高等学校卒業者と同等以上の学力がある者として認定されて、就職や資格試験などにも活用することができます。
その高認試験の試験科目が、今年度(2024年度)より一部変更になったのをご存知でしょうか。
本日は、試験科目の変更点や高認試験のことについてお伝えします。
高認試験(高認)とは?
高等学校卒業程度認定試験は、様々な理由で高等学校を卒業できなかった方等の学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験です。
●高認試験の特徴
高認の合格者は高卒と同等の学力を有するが、最終学歴は「中学卒業」となる
履歴書の学歴欄には「高等学校卒業程度認定試験合格」と記入する
高認試験は年に2回実施され、何回かに分けて受験することが可能
大学や短大・専門学校などに受験でき、資格試験や就職にも活用できる
●高認試験の内容
国語・数学・英語・地理・歴史・公共・理科のうち8~9科目
高校で修得した単位は免除申請が可能
●高認試験の受験日
毎年8月と11月、年に2回行われます。
今年度の高認試験1回目の申し込みは5/7に終了し、8/1〜8/2に実施されます。
11月に行われる2回目の試験の申し込みは、2024年7月16日~9月6日となっていますので、受験をご希望の方は、情報収集と計画的な受験対策を行いましょう。
●高認試験の申込先
文部科学省のWebサイトよりテレメールで申込み、高認試験の受験案内を取り寄せることもできますが、お住まいの教育事務所などでも配布しています。
沖縄県の高認試験の配布場所は下記となっています。
申込の際、住民票・証明写真2枚(4×3cm)・受験料(収入印紙で支払い)などが必要です。
また、高校に在籍して取得した単位がある方は、試験科目の免除のため、学校が発行する単位修得証明書も提出しましょう。
●英語版の高認試験の概要
高認試験、英語版の試験概要は文部科学省のWebサイトへ↓(PDF)
https://www.mext.go.jp/content/20240318-mxt_syogai02-mext_01319_1gaiyo_eigo.pdf
令和6年度・高認試験の変更点
令和6年度第1回⾼等学校卒業程度認定試験より、「地理歴史」及び「公⺠」について、試験科⽬と合格に必要な要件が変わります。
※試験科⽬を免除できる⾼等学校の科⽬は、⼊学年度によって変わります。
●試験科目名の変更
●高認試験・試験科目の出題範囲
以上、今年度より変更になる高認試験についてお伝えしました。
何回かにわけて受験することができる高認試験。
ご自身のペースで学び、合格することができますように!