![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50759187/rectangle_large_type_2_3f5061da36aae4be3dd590cb10138135.png?width=1200)
舌をぺろぺろ、赤ちゃんの顔真似テスト
初夏の暑さを感じるこの頃、昼間は半袖でいても寒くもなくいい季節ですね。さて、吾子をベビーバスに浸して洗っていたのを昨日はシャワーに変えたんですが、もう泣いて暴れて体を拭いてからも泣き続けるので、今日は浸して洗うに戻しました(^_^;)
初めてのシャワーは本当にびっくりだったようで、今日も髪の毛だけちょろちょろシャワーで洗い流したんですが、顔が引きつって硬直してましたね…
さて、今日は赤ちゃんは顔真似できるのか!?ということでその実験のご紹介です。
1. 観察方法|観察条件|計測について
観察対象:新生児で実施
1回目:生後13日目(はっきりと目線が合うようになってきた状態)
2回目:生後26日目(目線がしっかり合い、親の顔も追随できる状態)
3回目:生後50日目(声をかけるとこちらを向くことがある状態)
観察条件:・親と子供の顔の距離は約30cm
・声かけはしない
観察方法:目視(赤ちゃんの口元)
実験方法:
3パターン実施
①正面から赤ちゃんの顔を見て目線を合わせる
②2秒〜〜する
A:舌を出す/B:口をすぼめる/C:口を”あ”の音を出す形に開く
③2秒〜〜する
A:舌を引っ込める/B:口のすぼめを戻す/C:口を閉じる
④②③を3回繰り返す(合計3回)
⑤赤ちゃんの口元を観察する
なお、今回の実験方法は以前紹介した下記の書籍を参考にしています。赤ちゃんの発達認知について、誰でも簡単にできる実験を6つ載せてくれています。
2. 結果|真似されると、何かが通じた気がする!
生後13日目、生後26日目はまったく真似る気配もなく終わってましたが、生後50日目、ついに、ついに、吾子が顔真似をしました!
2回、3回と時間を置いて実施しても確認できましたし、”真似しているような気がする”というふわっとした感覚ではなく、しっかり真似している印象を受けました。
しかし嬉しいですね、こちらがしたことに対して反応が返されるのは!笑顔に笑顔を返してくるのも真似だと思いますが、それは生理的微笑というDNAに組み込まれた反応ですし、今回の真似行為で意思疎通のコミュニケーションできたわけではないですが、何かが通じた気持ちになって感激しています(^^)
●パターンA:舌を出す → 2/3回成功
舌をちろちろ動かすような形で真似してくれました。
⑤で様子を見るまでもなく、④の途中で真似てくれていました。顔はこちらの顔を観察しているようで、どこか嬉しそうな表情でした。
●パターンB:口をすぼめる → 2/3回成功
ひょっとこみたいに突き出すほどではありませんが、口をつぐんでおちょぼ口となり、唇をもごもごと動かしていました。おちょぼ口で表情筋がつられたのか、1回目は目が大きくなって興味津々とか不思議そうな顔つきに思えました。2回目は口をうまく動かそうとしているような印象でした。
●パターンC:口を”あ”の音を出す形に開く → 1/3回成功
成功と言っていいのか・・・口を少しあげて動かしてくれました。何してるの?って顔でこっちを見ている。または、興味なさそうだったり、単に笑っていたり。こちらに意識が向いてない印象でした。
3. 赤ん坊、1週合わざれば刮目せよ!
実は1週間前(生後43日目)に妻の実家から僕だけ先に千葉に戻っていました。その1週前にも顔真似実験はしてたんですが反応なく・・・この会えなかった1週間が吾子の大きな進化時期だったようですw
気づいた赤ちゃんの変化は4つ。
1:生理的微笑だけではない大きな笑顔を作れるようになった
2:声がよく出るようになった
3:顔真似ができるようになった(今回の実験)
4:鏡に映った自分を見るようになった(自己認識はないと思われる。)
1と2(もしかすると3もかもですが)はおそらく関連しており、口周りの筋肉がついてコントロールの術を身につけたからだと推察されます。
1週前までは片側の上唇を少し持ち上げるニヤッとした薄い笑いでしたが、今は唇を上下左右に複雑に動かせるようで驚きました。表情も大きくなったなと。
また声は”あぅ”、”あぁ”とか短音的だったのが、”あぅあぅあぅ”、”あーぁ、あぁ”に。声の頻度も1日にあるかないかだったのが日に数度になり、こちらに何か要求している/話しかけている印象すらあります。とにもかくにも吾子の成長ぶりに嬉しくなりました(^^)
4は、1週前は鏡台の前に連れて行っても反応が薄くわかりませんでしたが、こちらに帰ってから手鏡(手鏡だから?)をかざすと鏡の中の自分をじっと見て、笑顔になった自分を見ると、嬉しくなったのか手足をバタバタさせてました。手鏡をずらすと視線も追随させるので、自己認識はない可能性が高いですが、鏡に顔がある認識はあるようです。
5. 次にむけて
真似について追加テストや応用テストを後日またやってみようと思います。
次回のnoteは短期記憶・長期記憶について、最近の出来事を振り返ってとりとめなく書こうと思ってますが、その中でこれも真似かもしれないと思われたことがあったので合わせて考えていきたいと思います。