これから流行時期になるインフルエンザ
今日はおこさまがいるパパママ向けの内容です。
なぜなら現在、ママ向けのアカウントの作り直し・・というより
再確認し、求められる情報発信をし直しているので、こちらでも共有しているということです。以前にも投稿したのですが、再確認のためにみなさんにも読んでいただけると嬉しいです。
インフルエンザとは
12月くらいから3月までに流行する感染症です。
みなさんもよくご存じの病気だと思います。
症状としては、咳や鼻水、高熱などの症状をはじめ、一般的な風邪よりしんどそう・・・と思える症状が出ることもあります。
インフルエンザの詳細は以前のブログをチェック!
こどもたちは集団生活の中で病気に感染する機会も増えます。
おこさんがインフルエンザと診断された際に覚えておいていただきたいpointをふたつお伝えします。
★お薬について
抗ウイルス薬
症状が出て48時間以内であれば、抗ウイルス薬を使用することが出来ます。
抗ウイルス薬は解熱までの期間が短くなるお薬です。
熱が高く、ぐったりして食事がとれない
熱のせいでなかなか眠ることが出来ない
こういう場合に使用することで楽になることがあります。
(飲ませた方がいいのか・・)と悩まれる場合はかかりつけ医と相談しましょう。抗ウイルス薬には内服薬と吸入薬があり、こちらもおこさんに合わせたものを使用しましょう。
また、飲みはじめたらしっかり飲み切りましょう。
解熱剤
アセトアミノフェンを使用します。
年齢が大きいおこさんは市販の解熱剤を使用することもあるかもしれませんが、インフルエンザの場合はアセトアミノフェンを使用してください。
小児科受診すればアセトアミノフェンが処方されると思います。
バファリンなどのアスピリンはらい症候群(急性脳症)の発症を高める
ボルタレン・ポンタールなどはインフルエンザ脳症の場合に死亡率を高める可能性があると言われているためです。
★見守りが必要です
インフルエンザ脳症という合併症の前段階で「異常行動」が出現することがあります。熱による「熱せんもう」との区別がつきづらいです。
ちいさなお子さんだけでなく、思春期以降のおこさんでも見守りは必要です。
異常行動により、大きなおこさんが窓から飛び降りる、家から飛び出すなどの行動により、事故または死亡するケースもあります。
インフルエンザは高熱が続くことがあり、熱により幻覚が見えたり、突然叫んだりすることもありますが、意識がしっかり戻っていれば「熱せんもう」が考えられます。ただし、インフルエンザによる異常行動なのかの区別がつきづらいため、異常行動が見られた場合はまずはしっかり覚醒させてみる、分からない場合はそのときに即医療機関の受診をしていただくことをお勧めします。
ちいさなおこさんだけでなく、インフルエンザに罹患した場合は中学生以上のおこさんも見守りはしてください。
以上pointをお伝えしましたが、インフルエンザのワクチンで予防することも重症化を防ぐために必要です。
★インフルエンザワクチン
任意の接種ですが、生後6か月から接種が可能です。
インフルエンザワクチンは感染予防効果や重症化の予防に効果があります。
インフルエンザは症状がひどく、肺炎や脳症などの合併症を起こすことがあり、とくに乳幼児は重症化しやすいと言われています。
自然に感染しても免疫は作られますが、合併症を起こす可能性もゼロではありません。そのためワクチンで予防できる病気はワクチン接種が最善の方法です。
★ワクチンの種類は2種類
・注射(不活化ワクチン)
・経鼻(生ワクチン)
今シーズンより鼻に噴射するタイプの生ワクチンが開始されています。
小児科学会の見解としては同等に推奨していますが、特定の場合は不活化ワクチンを推奨しています。
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20240909_keibi_i_vaccine.pdf
・フルミスト点鼻液
適応年齢は2~19歳未満です。0.2mlを1回(左右の鼻に各0.1mlを1噴射ずつ)接種します。
注射と違い、痛みが軽減されることが有益だと言われています。
一部アレルギーのあるおこさんなどは要注意をされています。
・不活化ワクチン注射
適応年齢は生後6ヶ月からです。接種回数は6か月から13歳未満であれば2回、13歳以上は1回です。毎年シーズンに接種します。
効果が出るまで2週間程度必要なので、流行が始まる前の10月末・11月から始めるのが望ましいです。
インフルエンザA型の約60%、インフルエンザB型の約40%を予防でき、
おこさんの入院をA型の約50%、B型で約30%減らすとされています。
今シーズンもどのくらい流行するかは分かりませんが、事前の予防接種で予防しておくことをおススメします☺