女の子が中学年代で続けるには・・・
自分の整理のためにもまとめてみます。
🔳女の子が中学年代でサッカーを続けるには・・・
小学生でサッカーをやる女の子は意外と多くいます。
少年団なら学年に2、3人?女子チームなら各学年3〜5人くらい。
女子の町クラブみたいなチームもあります。
そう。意外といるのです女子サッカー選手の卵って。でも育たない。
育ちたくても育つ土壌がない。続けられないのです。場所がないから。
自分のまとめのため、世の中に知ってもらいたいために改めてテキスト化してみます。
中学生になっても女の子がサッカーを続ける方法はいくつかあります。
地域の中学校のサッカー部に入る
公立中学校の多くにはサッカー部があります。
ただし男子部員がほとんど。
この中で女子を受け入れてくれる器があればそこで練習はできます。
ただ公式戦には出られません。練習試合に時々出ながらマネージャーをしたりして一応部員活動となるそうです。
女子サッカー部のある私立中学を受験する
勉強が好き、サッカーも好き!ということであればこれもありですが、
小学校4年生くらいから受験用の塾に通うなど、準備と費用も必要。
しかも十文字のような強豪だとサッカー部は3軍まであるらしく、
せっかく入学しても試合に出られない可能性もあるとか・・・
本人のガッツが必要な選択肢でもあります。
WEリーグ、なでしこリーグの下部組織に入る
これもガッツが必要。相当狭き門で近くに練習場所があれば良いですが、
遠いと移動時間も長い。学業との両立がなかなか大変と聞きます。
本人の強い意志と親の大きなサポート(送迎と経済的な部分)が必要です。
プロへの道には一番近いかもしれません。
町クラブに入る
地域によっては意外とある町クラブ。
社会人と一緒に・・・というのもあったり、中学年代のみというのもあったり。
ただ、クラブチーム同様、練習開始時間が遅く、学業との両立が課題です。
ただ、もしかすると、この中では一番ハードルは低いかもしれません。
・課題となることは・・・
中学年代で女子がサッカーを続けにくくなる原因の一つに
「女子サッカー部がない」
という問題があります。男子の場合、まだ進路に迷いがある場合でも、
一応部活という選択肢があり、さらに上を目指すかどうするか考える余地があります。
部活がないとなると、他で活動しなくてはならないわけですが、
公立中学校の場合、部活動はマストなので、なぜか興味のあまりない文化部に所属しなくてはいけなかったりします。
🔳そんな困り事に着目した素晴らしいJリーグのチームがある
川崎フロンターレです。
川崎フロンターレガールズSSは中学年代の女子サッカーチーム。
素晴らしいのは、
・地域と連携して部活動認定されているので、通う学校の部活には入らなくてOK
・強豪を目指しているチームではないが、個々に目指すこともできる
・地域の大会などにも参加している
そうなのです。高校には意外と女子サッカー部がある。
体力もつくから、クラブチームにもついていけるようになってくる。
中学年代が一番の壁なのです。
全国のJリーグのチーム、特にJ1チームはぜひ真似してほしい。
(絶対思ったより成功するよ!)
そう考えつつ、フロンターレには大きな大きな拍手を贈りたい気持ちなのです。
🔳手を差し伸べるスポーツメーカー「adidas」
adidasもこんな困り事に手を差し伸べています。
こちらはチームありきの取り組みですが、世界で活躍する植木選手や宮澤選手がいることも頼もしい。
・・・本当にあと一息、あと少し力が必要。女子サッカーには。
このもどかしさと、自分が今何ができるのか、何をするべきなのかを整理するために、
現状をテキスト化してみました。
引き続き、この作業は続けていきたい。
本来はある程度あるはずの女子サッカーの競技人口。芽を潰されることのないように。
女の子が進みたいと思える道にきちんと進めるように・・・
最後までお読み頂きありがとうございました。