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事業アイデアの種を見つけるインプット方法②
シンチャオ!
前回の内容では、事業アイデアを見つけるためにインプットした情報をどのように脳内で消化をして血肉に変えていくのかについて説明し、インプットにおける大前提の重要事項として、インプット情報を時短で整理できるための"ハコ"を構築することについて述べました。
"ハコ"の種類を、ビジネスモデルとマネタイズ方式に分解をして考えるとインプットした情報が整理されやすいと言及していたので、
今回は、その"ハコ"を構築するために、どのようなインプット情報が必要なのか、そして実際の"ハコ"の例を紹介できればと思います。
それでは書いていきます。
"ハコ"の構築に必要なインプット
ビジネスモデルとマネタイズモデルの”ハコ”の構築に必要な情報は、ビジネスの種類と各ビジネスの構造です。
日常から様々な事業の情報を取りに行くのが必要ですが、上場企業の決算情報だけでなく、日ごろ目にしている店舗事業の詳細を調べたり、スモールビジネスを調査したり、海外で流行しているスモールビジネスなど、やはり情報を取ることが極めて重要です。
視野と視点を広く持ちつつ、各ビジネスについての解像度を向上することが大切です。
例えば日ごろ目にする店舗であれば、時間当たりの収容人数、客単価、従業員人数、商品原価などを飯食いながら調べたり、店員に直接聞きます。
平日と土日何人くらいくるんですか?
繁忙期いつなんですか?
一番注文されるメニューなんですか?
毎日何人体制でやっているんですか?
なんで働いているんですか?
この質問は店舗事業すべてに共通して簡単に無料で聞けます。加えて、「店舗名の住所 賃貸」で家賃がわかるので、これで各店舗事業のPLはざっくり計算できるので、店舗事業の構造と儲かる店舗の特徴などは自分の知識としてインプットされていきます。
他にも、生きているだけ調べられることは無限にあるのですが、「目につくものすべて調べる」ことが重要です。
具体の現象をつかむべく、様々な事業の調査になれたら、フレーム的なインプットがやはり必要です。
「フレームは役に立たない」と強く断言する人もいますが、一定レベルのフレームを知ることは、インプット情報を蓄積するための"ハコ"の構築には必須です。
事業戦略
競争戦略
ドメイン戦略
市場分析
ビジネスモデル構造
マネタイズ方式
上記のワードでAmazonで検索してひたすら読むことをお勧めします。
大学後半になってからこれらの本を読むことが増え、1テーマに関して10冊ほど読むことが多かったのですが、今になって役に立ってきました。
おすすめの書籍についてはまたまとめてみます。
小売り、薬局、ポスレジ、物流、テーマパーク、アダルト、店舗、などの業界に関する内容や戦略本など、可能な限り幅広く触れてきましたがここにきて知識量が役に立ちます。
(大学当時は意識高い系と比喩され馬鹿にされましたが、馬鹿にしてくれて差を自ら広げてくれて感謝です。)
コンサルティング会社出身の人が優秀な所以としては、徹底的なフレームワーク知識を前提に、具体化された生のビジネス情報に触れているからです。
具体(ビジネスの詳細情報)⇔抽象(徹底的なフレーム理解)、この往復が”ハコ"を構築するための情報になります。
ビジネスモデルの"ハコ"
それでは実際に自分が活用している"ハコ"を紹介していきますが、これらはネット上で拾ったハコの踏襲になります。
様々なフレームや事業の在り方や事業構築に触れる中で、インプット情報を構築するのには使い勝手が非常に良いです。
DXの型
DX型はデジタルやインターネットなどに関連する事業を指しており、インターネット技術が発達してから現代までのビジネスモデルをパターン化したものになります。
VCが記事でまとめいたものをまとめて活用しています。こういったフレームワークはビジネスの最前線にいる超賢い方々が無料でまとめてネット上で公開してくれるので非常にありがたいです。
大切なのはこれらをフル活用して徹底的にトレーニングを行うことです。
汎用型
続いて汎用型も、ネット上で拾ったものになり踏襲しております。
各モデルの特徴別にあてはめていくかんじですね。
ドメイン型
こちらも踏襲しております。各社の事業ドメインや成長戦略の軌跡をここに当てはまていくと、各社がとっている戦略が目に見えるようにわかります。
マネタイズモデルの"ハコ"
汎用型
マネタイズモデルは、どのようなやり方でお金を回収しているのかをパターン分別します。単金モデル、サブスクモデル、公募モデル、時間差モデルなど分別しますが、マネタイズモデルはきまって10パターン程しかないので、頭に入れておくと、どうやって事業価値をお金に変えていくのかの検討幅を広く持てます。
上記で紹介した"ハコ"は一例で他にもいくつかあります。PLのパターンインプットやビジネスモデル別KSFとKPI分析などもあります。
という感じで、本記事で紹介する"ハコ"は以上になります。ではこれらをどのように運用していくのかを、次記事で解説していきます。
カモーン!!