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【よりらじ】仏教とウェルビーイング#4中編「寺離れと仏壇を語る」#ウェルビーイングプロジェクトYoriyoi
この記事は、由宇霧さん主催のウェルビーイングプロジェクト「Yoriyoi(よりよい)」のコンテンツである、「仏教とウェルビーイング」シリーズの第4回中編です。
stand.fmとYoutubeでは音声で、仏教やウェルビーイングについて楽しく学び、よりよく生きるためのヒントが見つかるラジオコンテンツを目指します。
こちらのnoteでは、補足情報を追加しつつ、ラジオで話した内容をまとめていきます。
メタバースは、お寺離れの打開策になる?
まずは、あけましておめでとうございます。今年も、こちらのnoteで仏教コンテンツを発信していきますので、よろしくお願いいたします。
前回、今後は人の興味がコンテンツごとに細かく分かれていき、特に「簡単にはわからないコンテンツ」が同時多発的に流行る。その代表的なジャンルとして、仏教がバズるのではないか?という話になった。
もしそうであるならば、お寺やお坊さんがそのニーズにこたえられるようにならなくてはならない。ではどうすればいいだろうか?
細かく分かれていった結果、同好の仲間が集まれるのは、インターネットが主戦場になるだろう。インターネットを利用したコンテンツは、どこに住んでいても楽しむことができるので、物理的には分散している仏教が好きな人たちをネット上で集めることができるからだ。
特に昔は、交通機関もそれほど整備されておらず、人は生まれた地域だけで暮らしており、その中心にお寺があったという背景がある。
しかし、今は田舎に生まれたとしても、東京や都市部に移り住む人が多く、地方には跡取りのいない家が増え、「寺離れ」と呼ばれる現象が起きている。
しかし、寺から物理的に離れている人であっても、インターネットを通して、仏教が本当に好きな人と僧侶を結び付けることは可能だろう。
また最近では、お寺をメタバースに再現するような取り組みも行われている。
また、こうどうはMinecraftで大仏を作っていたこともある。
このプロジェクトは、しばらくお休み中なのだが、改めて初めてみるのも良いのかもしれない。
ゆうぎりさんが仏具屋に行った話
ゆうぎりさんが仏教がバズる!と思ったきっかけは、仏具屋に行ったことがきっかけだという。
念仏を称えるための準備として、お数珠を用意してくれたゆうぎりさんは、仏具屋さんに初めていったという。
そして、行ってみると様々な種類のロウソクがあったという。
それは、故人が好きだった食べ物の形をしていたり、ペット用に猫缶の形のロウソクもある。
その他にも、様々な素材や大きさの仏像や机、仏壇が売られていて、それらを自分の好きなようにカスタマイズできる。
ゆうぎりさんにとって、そうやって自分の仏壇をカスタマイズして作れるのは、すごく楽しい気持ちになったという。
そして、故人を偲んで、仏壇を設けるというのは、その人の思い出をそこに留めるということでもあり、それはすごく良いことだと実感したのだという。
今後モノに価値を生み出すのは、思い出や人の想い
仏壇は物質ではあるが、そこに故人との思い出や遺族の気持ちを込めるものだ。
今後は、そういった思い出や人の想いが価値を生み出していく時代が来そうだという。
電化製品や車・スマホなどであれば、もう技術は頭打ちになっていて、これ以上の機能があっても人が求めようとはしない。
そうではなく、それがSDGsに貢献しているなどの背景があることで、モノに価値が生まれ始めている。
そして、それで誰と何をするのか?という思い出や想いがどんどん重要視されていく。
そうであるならば、仏具も改めてその価値が見いだされていく可能性が高い。
仏具を選んでいる時間は、故人の思い出や故人に対する想いを形にしてく時間であり、その体験に価値を見出すひとは増えていくのではないだろうか?
今回のnoteは以上です。
また来週も、お会いしましょう。
同称十念