あさみ

趣味で文章を書く練習中。いろいろなジャンルで書いています。

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noteでやりたいこと

魅力を伝えられる文章を書きたい。 noteでやりたいことです。 心ひかれる魅力的な文章に、であった時の高揚感が大好きです。 目の前に浮かんでくるような情景。 未知なるものへの発見。 まるで自分のことを言っているんじゃないかという共感。 つたない文章を書くことはできます。でも自分の文章は事実を伝えるばかりで、面白みがないと思う。 心が引かれる魅力的な文、言葉とはどのように書けばいいのか。noteを通じて日常を綴ってみたり、みなさんの文章を読んだりすることで練習していきたいと

    • ピンチはチャンスになる

      島に住んでいたことがある。 1周回るには1日がかりの大きさだけど、ちょっと車を走らせればどこからでもすぐに海が見えた島。 大きな本屋は1軒しかない。洋服を売っているところはしまむらくらいしかない。イオンすらない。 山と、田んぼと、海がある島だった。 20代のころ、仕事の関係で2年ほど住んでいた。 最初は買い物もできないし、娯楽もないし、どうやって過ごそうか悩むばかり。 でも、数ヶ月過ごすうちに考え方が変わった。 海にゆっくりと沈む夕日がやけに鮮やかに見えた。 秋、どこ

      • 求職者支援訓練に受かった話

        現在、わたしは求職者支援制度を利用し、webデザインについて学んでいます。 この機会にせっかくなので、「求職者支援訓練とは」「訓練を受講するにはどうすればいいのか」などについてまとめておこうと思います。 あくまで、私個人の体験ですので、訓練校や地域によって内容が違う可能性があります。雑な部分もありますが、ご了承ください。 「求職者支援訓練」とは無料の職業訓練 • 求職者支援制度は、再就職や転職を目指す求職者の方が月10万円の生活支援の給付金を受給しながら、無料の職業訓練を受

        • 僕の目の前にネコが現れた

          何度寝返りしても、音楽やラジオを聞いても、眠れない夜もある。 頭の中には明日やらなきゃいけないこと、ずっと前にあいつにかけた言葉。ぐるぐると反省と後悔が渦巻く。 そんなとき、僕は屋根にのぼる。 母さんがみていたら怒るだろう。学習机に足をかけ、机の正面にある窓から月明かりに照らされている屋根にひょいと出る。 満天の星空とはいかないけれど、チラチラと見える星。聞こえる音はわずかな車の音と虫の音だけ。淡い月明かりに照らされて、住宅街に連なる屋根もいつもと違う色。 屋根にのぼった

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        noteでやりたいこと

          ちいさい自分と服

          背が低い。 成長期にクラスメイトたちがぐんぐん背を伸ばしてく一方、わたしの背丈は150センチに届かず止まってしまった。 背が低いとなにかとめんどくさい。 背の順ではいつも一番前。整列時に腰に手を当てるポーズをやる人だった。ちょっと恥ずかしい。 高いところのものに手が届かない。冷蔵庫の上とか、掃除するにもひと苦労。踏み台と仲良し。 歩くのが遅い。背が高い、足の長い人と歩くといつも早歩き。目的地に着いた時にはちょっとした運動。 そして一番困っていたのが、服だ。 かわいいって

          ちいさい自分と服

          後部座席から見た横顔

          「海行こうよ」 大学3年生の夏。夏休み前のテストからようやく解放され、2人で飲んでいた時だ。美穂は乾杯のあと笑顔で言ってきた。 海へ行こう。1時間ぐらいドライブしたところに、きれいな海があるよね。一緒に思い出つくろうよ。 テストからの解放感を感じていた夜。大学3年生という就活を控えて何かしたいと思っていた夏。一番気の合う友人からのわくわくする誘いに、わたしはすぐに乗ったのだった。 曲がり道の多い山道を抜けたあと、その海は急に現れる。坂の上から見下ろす形で、はるか先まで広

          後部座席から見た横顔

          暑い時こそ熱いもの

          ミンミンと元気なセミの声。その夏の音を感じながら、家の中でだらりと過ごす時間が嫌いではない。レースカーテンを引いていても感じる眩しい日差し。カーテンに透ける青い空、大きな白い雲。窓を開け、扇風機の風を感じながら、思い切って床にごろん。ぼんやり外をながめ、ひんやりとした床を味わう。じわっとにじむ汗。ゆるりと過ぎていく時間。 お楽しみはこれから。 汗だくになった体で、まだ日の高い夕方からお風呂へ。むわっとした湯気のこもる浴室で、髪を洗って、体を洗って、顔を洗って、そうしてお湯に

          暑い時こそ熱いもの