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おせちだけじゃない、正月のソウルフード

こだなです。
2025年もゆるく仲良く、異文化カップルの日常をお届けして参ります。
本年こそは『会話で使う単語の幅を増やす&使いこなす』ぞ!

日本のお正月といえば、
元日から3日間のうちに初詣をして、お屠蘇を杯し、おせちやお雑煮をつつくイメージがあるかと思われますが、アメリカではどうだったんだろ?
彼の家庭ではお正月よりも大晦日のほうをお祝いしたようで、とにかくカウントダウンをお祝いしないと年が明けないそう。
クリスマスはクリスマス、大晦日はチキンレッグやシャンパン、ケーキでお祝いしてたそうな。

たしかに、ニューヨークからの中継ってカウントダウン似合わせてレーザーや花火が派手に舞っているような気がします

でも我が家は私のおせち作りたい欲によって、元旦からおせちをつつきながら、麒麟山の初日の出を飲む、飲んべえのお正月になっています

麒麟山の初日の出を持ってご満悦の彼氏
今年も肴に良さげな3段作りました♪

これだけでも十分お正月料理揃っているかと思われますが、私たち新潟県民にとってお正月に欠かせないソウルフードがございます。

それが、のっぺ!

新潟県民のソウルフード『のっぺ』

ただ『のっぺ』各家庭によって具材が異なります。
今回は長岡風にしたので、具材は鶏肉ではなく鮭。油揚げが入りません
一方、私の出身エリアでは鶏肉がメイン。大根と油揚げが入り、絹さやの代わりにセリが入ることも…。

なので親戚一同が集まる正月の話題に『のっぺの具材』が話題になることもしばしば

では何が『のっぺ』たらしめてるのか…
ズバリ、
・貝柱&しいたけがベースの合わせダシ
・里芋の自然なとろみ
・映え食材に紅かまぼこと銀杏が入る

ではないかと思われます。
今回具材は長岡風にしましたが、ダシは例年通り、貝柱&しいたけ&かつお節で作っています

初めに貝柱を煮てダシ取り
次に干ししいたけでダシ取り
最後にかつお節でダシ取り

富山寄りの地域出身の友人は『のっぺい汁』で片栗粉を入れてとろみをつけるそうですが、ほとんどの地域では里芋の自然なとろみを生かしています。
ただ、煮るときにかき混ぜると濁るので、そっと優しく混ぜてます。

全ての具材に火が通ったら映え食材をオン

ひと通り火が通ったら、紅かまぼこと銀杏を入れて蓋をして蒸します。
今回は実家と姉妹の各家族分まとめて作ったのでざっと10人分くらいの量を作りました。
多めに作ると根菜のダシも出て美味しいですからね♪

ところが、私の母から衝撃の一言が
「え、今年は鮭なの?じゃあうちは要らない。長岡のおばさん宅ののっぺ臭いよねって毎年話題になってたでしょ?

ええええ、そんな話聞いてないよ!?
※母以外は皆さん好きな味だったようで無事に完配しました。

人によって好みが分かれるようなので、2025年の年末は鶏肉メインの我が家のスタンダードで作ろうと思います

のっぺは10種類くらい食材が使われるのですが、今年も多くの農産物が豊穣でありますようにという願いが込められているのだとか。

皆さまにとっても実り多く素敵な1年になりますように。

次回『初夢リスペクト』
お楽しみに!

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