高校生ヒッチハイク2
朝5時、小鳥の鳴き声と共に目が覚める。
クリスチャンのご家族と共に、祈りを捧げた。(お祈りが日課なようだ。)
10分程、お祈りした後、ひとり一言ずつ近況をコメントをする。
ぼくは、まともなこと言わなくちゃと思うあまり、「今日も1日楽しみます!!」という、よく分かんないことを言ってしまった。
そんなこんなで、ヒッチハイク2日がスタートした!
〈一日目はこちら↓〉
別れを惜しみ、再出発
↓クリスチャン家の皆様
別れ際に(クリスチャン家の)お父さんが、ぼくにアドバイスをくれた。
「今の気持ちを日記に綴ると、とても充実した旅になると思いますよ、是非。」
そう言われたときに、ぼくは人生の教訓を学んでいる気がした。
初対面のぼくを、本当の家族のように迎え入れてくれた一家に、今でも感謝している。
あと、ご家族にお祝い?と言えばいいだろうか。結構な額を頂いた。お陰様で、大阪くらまでは1円も払わず行くことができた!
というか、福岡から出発する時点で、””所持金800円しかなかった””なんて今になって言えるのだが...(笑)
そして、
高速道路にあるパーキングエリアで、ぼくを降ろしてくれた。
これからの旅が更に楽しみだ。
どんな人と出逢えるんだろう!!
サラリーマンの秘話
数十分した頃に、仕事帰りのサラリーマンの方が乗せてくれた。
男性「なんでヒッチハイクなんかやるの?」
ぼく「ぼくもよく分かりません!!(笑)」
男性「君、変わってるね(笑)」
そんな会話から始まった。片道2時間の長旅...話題は貯蓄の話になった。
ぼく「社会人って、貯蓄してるんですか!?」
男性「あー、皆してるんじゃない?俺、趣味にお金使いたいから、1000万貯めて、今はほぼ趣味に使ってるよ」
ぼく「1000万!?!?!?すっげええ!」
サラリーマンの男性は、サラッと貯蓄額をぼくに告げる。
こんなプライベートな話が出来るのも、ヒッチハイクの醍醐味かもしれない。人の貯蓄額なんか、普段聞けないから(笑)
男性「広島だよね。どこ行くの?」
ぼく「原爆ドームです!行ったことないんです。」
男性「そこまで送ってあげるよ。」
男性は、広島原爆ドームの前でぼくを降ろしてくれた。
ぼく「ありがとうございました!」
初の広島に感動
車を降りたら、原爆ドームが目の前にそそり立つ。
教科書でしか見たことなかったから、とても感動した。
”あの時”の熱風が蘇りそうな、威圧感というか....。語彙力に乏しいが、言葉にできないものを感じた。
「今日はだいぶ進んだから、観光しよう!」そう呟いて、ぼくは”厳島神社”へ向かった。
路面電車に揺られ、広島市内を眺めていた。ほんとに綺麗な街だ。数十年前に原爆を落とされたとは、とても思えなかった。
1時間経ち、港に着く。
船に乗り、厳島神社のある島?へ向かった。
何もかも初体験で、常にワクワクしていた。
厳島神社に着き、鹿と遊んだり(もちろん、ひとり)、写真を撮ったり(もちろん、セルカ)で楽しんだ。
そんなほんわかした島で、まさか!?
予想もできないことが起きる。
おじさんとバトルした話
神宮内?も観光したいと思ったぼくは、受付へ足を進める。当時、高校生のぼくは”学割”が適用されるはずだった。もちろん、学生証と学割を提示したのだが、受付の人からこう言われた。
「学割は、高校生しか使えません!」
ぼくは半ギレで、「高校生ですが!」と言った。しかし、受付のおじさんは対抗してくる。「いやいや、大人料金払わないと入れないよ。」
そうして5分くらい言い合いになって、
保険証・学生証を出して、「高校生だ!」と言い張ったが(というか、事実高校生だし...)結局ぼくが折れて、大人料金を払った。
今思えば、顔が大学生くらいに見えたのかも?しれない。(笑)
当時、アルバイトでも同僚から「25歳だと思ってた!」などと言われるほどだったから...。
一文で話がだいぶ逸れてしまった。
神社に入ると、おじさんのせいで荒ぶった感情は落ち着いた。
原爆ドームに、広島資料館、厳島神社...本当に来てよかった、心の底からそう思った。
明日、目指す場所は「兵庫」だ。
この日は、市内のネットカフェに泊まった。
明日からの旅が楽しみだ!
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