ロンドン遠吠え通信 Vol.4
ロンドン留学中の著者がキュレーションにおける文化的差異について考えてみている連載です。今回は議論の文化について。中国、広州出身のクラスメート、インティンが論文の授業でこんな質問をしていました。「もし教授や偉いキュレーターにインタビューして、自分の意見と違ったとき、そのことを書いてもいいものでしょうか?」。先生方の答えは当然イエスで、クラス全体がそりゃそうよ、というムードが漂う中、私だけ「わかる、それ、その気持ち」と相づちを打ちました。日本は和を大切にするからなのか中国は検閲が