2018年の抱負
少し遅いですが、2018年の抱負を記したいと思います。
生活面と研究面に分けたいと思います。
生活
とにかく研究するのにも何をするのにも、体調が整っていないとどうも上手くいかないと言う結論に至りました。なので、「まずは体調管理」を第一に、運動・食事・睡眠をきちんと取っていく事を意識して実践して行きたいと思っています。これらの要素を欠くことは、博士課程や研究生活のような長期的な戦いには向いていないと思いました。
研究
2017年は論文を一つ投稿することができ、教科書のチャプターを共著で書き、まずまずな一年だったと思います。2018年はもう少し質とペースの両方をあげて、さらに良い論文を一本(もしくは2本...無理かな)を投稿できればと思っています。
そこでこれを達成するために、2018年に目標にしたい一言が
「一貫性(consistency)」
です。
自分の分野、心理学・社会科学での研究と言うと、主な作業は文献を読む、データ解析、実験・調査・二次データのデータ収集、論文執筆 の繰り返しになるわけですが、その中でも自分で量や質をある程度コントロールできるのが論文執筆だと思ってます。
自分は書く事自体に苦手意識はないけれど、なかなかコンスタントに書けていない時期もありました。しかし、優秀な研究者はとにかく書く時間を(ほぼ毎日)確保して、定期的に質の良い論文を量産しているものです。
自分なりにそこそこ大変だった論文を一本投稿できた今、なんとなく、ちゃんとした一本を書くことの深さだとか、それにかかるペースだとかが掴めてきました。その感覚を基に、アカデミックポジションに応募するまでの期間から逆算すると、少しペースが追いつかないのではと焦りを感じ始めました。
なので、今の自分に欠けているものは「とにかく毎日書く事」だと思いました。
とにかく一貫して毎日書く。書くことを生活の中心にしようと思います。
あまり自分で実感のなかったことですが、無理矢理にでも机に向かって書くことで、アイディアが生まれてくることがありました。実はこれこそが書くことの隠れた効用なような気がします。つまり、書くことを主体に生活していけば、自ずと他の作業にも良い影響が出てくるのではないかと思います。
書くことに限らず、何か同じことを毎日続けることって、かなり難しいです。ほとんどの場合、それを妨げているものは自分自身なのですが。継続する力は、実は自分自身に勝つことなのかもしれません。
もう少し技術的な目標になると、やはり統計学です。今いる大学院には、自分の研究したいテーマについて理論と統計両方において複合的な視点をもつ今の指導教官を求めて来ました。しかし複合的な視点とは、結局はより広い知識と多くの分析方法を知らなければいけないと言うことで、習得するのに長い時間を要します。あるリサーチクエスチョンに対して最適な分析方法を選ばなければいけないですが、それは往往にして新しい統計手法を学ばなければいけないことになります。自分の理解不足から研究のスピードが落ちるのは歯がゆいですが、とにかく目の前の新しい分析方法を一つ一つ正確に理解して行くことが目標かなと思います。理想としては、目の前にあるリサーチクエスチョンに対して必要な統計手法を学びつつ、その都度論文にしていけたらと思っています。
2018年は、自分の気持ちと行動との間に一貫性を持ちたいです。