Streamについて
JavaのStream APIについて学習したことを記事にしていこうと思います。
Stream APIの概要
Streamは、データの集合に対する一連の計算を表現するためのシーケンスであり、要素をフィルタリング、変換、集約するための操作を効率的に行います。主な特徴として、遅延評価、無状態操作、ステートフル操作、並列処理が挙げられます。
Streamの生成方法
Streamは以下の方法で生成できます。
コレクションからの生成: Collection.stream() や Collection.parallelStream()
配列からの生成: Arrays.stream(T[] array)
他の生成方法: Stream.of(), Stream.iterate(), Stream.generate(), Files.lines()
中間操作と終端操作
中間操作は新しいStreamを返し、終端操作は結果を返します。例として、filterは条件に合う要素をフィルタリングし、mapは各要素を関数に従って変換します。終端操作には、要素を収集するcollectや、要素を反復処理するforEachがあります。
結果変数 = 生成().中間操作1().中間操作2().中間操作3().終端操作();
Streamの利用例
List<Person> people = ...;
List<Person> filteredPeople = people.stream()
.filter(p -> p.getAge() > 18)
.collect(Collectors.toList());
並列Stream
並列Streamは、複数のスレッドを利用して並行処理を行うため、処理の高速化が期待できます。ただし、競合状態やデッドロックに注意が必要です。生成はparallelStream()メソッドで行います。
Stream APIの応用例
Stream APIは、複雑なデータ処理や大量のデータの効率的な処理に非常に役立ちます。例えば、大規模なログファイルの解析やWebからのデータ取得におけるフィルタリングと変換操作などです。
まとめ
Stream APIは、簡潔で効率的なデータ処理を可能にする強力なツールです。適切に使用することで、コードの可読性とメンテナンス性を大幅に向上させることができます。
今回は以上になります。最後まで閲覧いただきありがとうございます。