牛丼の値上げ
先日、牛丼チェーンが牛丼の値上げを発表した。今は牛丼の並盛りが400円を超えている状況となっている。これはさまざまな要因が重なって起こっている現象なのだそうだ。
一つ目は、輸入。各国の移動制限によって輸出入で港で働く人々の人材不足がものすごいらしい。となると当然、輸出入にも影響が出て肉が届かない。それに先日のスエズ運河の座礁事件。物流は人間の血液と同じように一つの場所が詰まってしまうと、連動して全ての流れが止まってしまうそうだ。実際に座礁時にはたくさんの船が運河に集まり再開を待っていた。
二つ目は、原油高による原材料高騰。牛のほとんどがコーンビーフなので餌に使われるとうもろこしが必要になる。当然とうもろこしを摂る機会は原油で動くので原油が上がる度連動してとうもろこしも上がる、そして牛の値段も上がるというわけだ。
三つ目は中国人が牛の美味しさに気付いたということ。前までは、日本の牛丼で使われているショートプレート(バラ肉)はアメリカなどでは廃棄され、ほとんど親しまれていなかった、よって格安で輸入できたのだ。しかし、中国を筆頭にショートプレートの美味しさに気付きお得意の買い占めが始まった。これによって牛の値段が上がってきた。
以上三つが主な原因と思われる。中国人の影響が人工的にも大きそうなのでこれからもっと牛丼の値段は上がるのではないだろうか。