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「美しい」の主観と他人の価値観(加筆)

2023年12月3日加筆。

こんにちは、天野こだちです。
「これ書いた方がいいらしいな?」と思ったことを、シェアします。
「美しい」「可愛い」という価値観について、誤解してる人が多いなと思うので。
という、X(旧Twitter)に書いたことに、加筆しました。
その記事はこちら(ツリーでつながっています) ⇓⇓⇓

1ミリもスピリチュアルな話ではありません。
ただの事実です。
誤認/誤解されがちなことを、「本当はこういうことだよ」と、書いています。

「美しい」という価値観

または、「可愛い」という価値観について。
感じていることなので、人それぞれの主観です。
基本的には。
でも、その「美しい」と感じている今のあなたの感性を養ってきたのは、「他人の価値観」です。
何故なら、芸術や建築など、先にあったもの、や、それに準じて作られるもの、を、自分に取り込んで溜めてきたから基準だからです。
斬新なものを生み出すクリエイターだって、それまで自分の中に溜め込んできた「先人の美意識」を自分の中でこねくり回して、消化/昇華して、新しいものを作っている。
だからこそ、一般的に「美しい」「可愛い」とされるものは、だいたい一定の基準があるし、大多数が共通の「そうだと感じるナニカ」を持っています。
そうでないと、【一般的に】が適用出来ない。

自分は「美しくない」?

誰とも同じでない、誰もあなたにはなれないのに、「自分は美しくない」と感じるのは、何故でしょう?
過去にあなたを、「ブス/ブサイク」などと、蔑んだり罵ったりしてきた人が、いるからではないでしょうか。
または、あなたの身近な誰かと、「比べられた」ことがある、とか。
もしそれが、年端も行かない幼い頃だったり、あるいは思春期だったりしたら、「そうか、他人から見て自分は『美しくない』のか」と、思い込んでしまったかもしれません。

でもそれは、「他人の価値観」であり、あなた自身を蔑んでいい免罪符【ではない】のです。
だから、自虐しなくてもいいのです。

他人の価値観という【色眼鏡】

そりゃあ、他人から蔑まれたり罵られたり、比べられたりしたら、傷つきます。
つまりは、「誰かと比べて見劣りするんだ」と思い込まされたのですから。
本当はその時まで、あなたは自分のことを、美しくて可愛い【完璧な存在】だと認識していたのに。
美しくて可愛いはずのあなたの中に、他人の価値観が入り込んでくることで、「そうではないと思い込まされた」のですから。
他人=自分以外のひと、です。
当然、親やきょうだいも含まれます。

発した相手が親しければ親しいほど、好意を持っていれば持っているほど、否定的な言葉というものは強く感じられます。
相手にそういう認識がなくても、あなた自身が強く感じたのなら、それは「否定」でしかありません。
幼かったあなた、もしくは、多感な頃のあなたが、その一言で洗脳されたかもしれません。
「他人の価値観という色眼鏡」とは、そういうものです。

あなたは「美しく/可愛くないんだ」と、思い込まされたのですから。
あなたの視界がゆがんだのです。

ゆがんだ視界の中の「自分の姿」

「色眼鏡」をかけさせられたあなたの視界は、ゆがんでしまいました。
無責任で無遠慮で、無配慮で、無作法な誰かのせいで。
本当はあなたの目に映る自分の姿は、以前と変わらず誰よりも美しく可愛いのに、そう認識しないようにされてしまった。
あなたは「美しくて可愛い」ことに、変わりはないのに。

心無い言葉で、認識を阻害されています。
例えば、顔の作り。
二重の幅が理想的でない、鼻の形が整っていない、唇が薄い/厚い……。
挙げればキリがないこれらを判断しているのが、あなたに入り込んできた「他人の価値観」です。
上に挙げた例に、()で補足してみましょう。
(誰かと比べて)二重の幅が理想的でない、(あの人みたいに)鼻の形が整っていない、(誰かよりも)唇が薄い/厚い……。
あてはまるものがありましたか?
一定の美意識のレベルに達していないものを、誰かと比べて【足りない/余分だ】と考えがちです。
「誰かと比べて」自分は……と感じること自体、「他人の価値観」を自分に適用してしまっています。
そして、「誰かと比べて」自分は……と、自分で自分を傷つけている。

本当は、比べる必要はないのです。
だって、誰一人、あなたと全く同じ人などいない。

あなたが比べている「誰か」と全く同じ人も、一人もいないのです。
外見だけ似ていても、中身が違えば印象も違う。
「同じである必要がない」から、全く同じ人はいないのです。

あなたは美しい!私も美しい!

さて、ここまで読んで下さったなら、もうお判りでしょう。
本当は、ブス/ブサイクな人などいない。
誰もが美しくて、誰もが可愛くて、誰もが愛される「あなた」です。
一人一人が、「世界に一人だけの、最高のあなた」なのです。

容姿が個性的だとして、それが個性なのではなくて、あなたが生まれ持った特徴でしかないのです。
目が見えないとか、言葉が話せないとか、障がいと呼ばれるその人特有の特徴と同じことです。

だから、あなたは自分を「美しくないな/可愛くないな」と思わなくていいのです。
「あなたは美しい!」「私も美しい!」が、本来の姿。
そこに、「他人の価値観という色眼鏡」は、必要ないのです。
何故なら、あなたは美しい!からです!!

そして「美しい=愛しい」

美しいものを見たり聴いたりした時、居ても立っても居られない気持ちになりませんか。
可愛いものを見たり触ったりした時、ぎゅっと抱き締めたり、キスしてしまいたくなったりしませんか。
人間は、愛しいと感じたものと対峙した時、言葉を失くしたり、無条件に唇を寄せたくなるのだそうです。
弱点であり、ある意味の急所であり、命をつなぐための入口、愛を紡ぐ場所、体の表面で一番やわらかいところ。
一番無防備な唇を寄せることで、「愛しい」を確かめたり、表現したりするのでしょう。
きっと、あなたも「美しい/可愛い」何かに対峙した時には、そうなるでしょう?
あなたも、そういう存在なのです。

美しくて、可愛くて、愛しい存在。
「そんなこと誰にも言われない」のかも知れません。
でもそれは、今までもしくは今のあなたには、です。
本当は言われていたけれど、あなたの記憶に残っていないのかも知れません。
または、あなたが受け取ることの出来なかった言葉たちだって、たくさんあるでしょう。
でも、これだけは事実です。

あなたは、美しくて可愛くて、愛しい。
これ以上に大事なことはありませんから、何度でも、繰り返します。
あなたは、美しくて可愛くて、愛しい。


誰にも遠慮することなく、「私って美しくて可愛くて、愛しいんだ!」と、言ってもいいのですよ。
誰に迷惑をかける訳でもないのだから、自分の心の中でそう思っていたって、罰なんか当たりません。
むしろ、「あっ、本当は私、美しくて可愛くて、愛しいんだ!」って、楽しくなるかも知れません。
嬉しくなるかも知れませんし、踊り出したくなるかも知れません。
感極まって、涙するかも知れませんね。
ずっと自虐的に振舞っていなければならなかった、「本当は美しくて可愛くて、愛しい私」が、やっと本当の姿を思い出せて、喜ぶでしょうから。

気持ちや感情を否定しなくていい

あなたに「他人の価値観という色眼鏡」をかけさせた人を、嫌ったり憎んだり、してもいいんです。
故意であろうとなかろうと、そうさせられた事実は事実ですから。
「あの人嫌い/憎い」と感じているあなた自身のことを、否定しなくてもいいんですよ。
ただ注意したいのは、嫌ったり憎んだりするエネルギーと時間は膨大なので、そこには囚われすぎないように、ということです。
あなたの中で「嫌い/憎い」と思ったり感じたりしているあなた自身のことは、事実として受け止めればいいのです。
「そっか、こんな風に感じている自分がいるんだな。あの人のこと嫌い/憎いと思ってるんだな」と、あなたの中に「そう思っている自分の居場所を作っておく」ことは、しておきましょう。
あなたが、自分で自分の気持ちや感情に気付くだけで、「自虐的に振舞わないといけなかった、本当は美しくて可愛くて、愛しいあなた」が、報われます。
何故なら、今のあなたが抱えている矛盾を、ずっとあなたと一緒に抱えて一緒に歩いてきてくれた、「大事なあなた」だからです。
今のあなたも、あなたと一緒に歩いてくれたあなたも、どちらも「美しくて可愛くて、愛しいあなた」なのですよ。

余談ですが

私には、妹が一人居ます。
どうやらアイヌ系の遺伝が強めに出ている(ルーツは東北、出身が北海道)ようで、顔のパーツがそれぞれドン! と、くっきりはっきりしています。
赤ちゃんの時から、「目がパッチリしてて可愛いね!」と言われていて、大人になったらかなりの美人になりました。
メイク映えもするので、一緒に歩くと男性が常に振り向きます。
対して私は、赤ちゃんの頃から、男の子に間違えられていました。
今もそれほど変わらないし、死ぬまでこの顔で生きます。
色白だからか、メイク映えもするけど、基本は、妹よりは比較的男性寄りの顔立ちです。

半袖なので、妹が2か月か3か月くらいの頃です。私は3歳になってます。

3歳になる前から、生まれた妹が「可愛い可愛い」と言われて、私には「お兄ちゃんかと!」と言われていましたから、「そうか、私は可愛くはないんだ」と、学習しました。
特に綺麗な方でもないです。
幸か不幸か、肉付きはいいので、若い頃はダイナマイトボディでした。(自画自賛!)
でも、妹は今でも私を羨みます。
「お姉ちゃんみたいに色白で、メリハリある体型が良かった」……。
私は、もっとスレンダーで健康的な肌色の妹が、今でも羨ましいのですが。
結局、それぞれがないものねだりするのは、変わらないようです。

最後に

他人を羨むのは仕方ない。
それが人間という生き物のシステムです。
憧れたり羨んだりという感情は、負けん気やチャレンジ精神を育てる、大事な要素でもあります。
そこに「他人の価値観」を適用しないように、気を付けましょう。

あなたは美しくて可愛くて、愛しい人です。
大事なことなので何億回でも、世界中に響き渡るくらいの音量で、私が叫びます。

あなたは!!
美しくて可愛くて!!
愛しい人なんですよ!!

そして私も、美しくて可愛くて、愛しい私です。

世界が、このことを思い出してくれますように。

2023年12月1日
天野こだち

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