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上岡洋一 / 秋空に

のまにまに Wind Ensemble
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秋空に(あきぞらに)は、
上岡洋一が1976年に
作曲した行進曲。
1977年の下谷賞
 (コンサートマーチ部門)
受賞曲。


作曲者は故郷である
高知市の秋空の情景を
思い描いて作曲したと述べている。

2/4拍子、♩=120の三部形式による
一般的なスタイルの行進曲であるが、
薄いオーケストレーションや
シンコペーションの強調など、
実用的な行進用としてではなく
演奏会用行進曲として書かれている。

1977年の日本吹奏楽指導者協会
第11回総会において、
箕輪響の指揮、山形北高校音楽科
吹奏楽部の演奏により公式に初演された。
翌1978年にイーストマン・ウインド・アンサンブルが
その来日公演で取り上げ、
このときの演奏が話題となって人気に火がついた。
1997年の第8回世界吹奏楽大会
 (シュラトミング,オーストリア)で
秋山紀夫の指揮で演奏された。

楽譜は日本吹奏楽指導者協会から
出版されたが、現在は絶版。
1999年にオランダのモレナール
(Molenaar Edition BV)から
「In Autumn Skies」のタイトルで
新たに出版され、このとき出版社により
ファンファーレ・バンド版も作られた。
その後、2015年6月26日に
ティーダ出版から
「秋空に~In Autumn Skies~(原典版)」
として作曲者自身が推敲した原典版が出版された。

演奏時間は楽譜のテンポに
正確に従うと2分36秒。
前述のイーストマン・ウインド・アンサンブルの
ライブ録音では2分16秒。
原典版では3分40秒。
Wikipediaより

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この曲に対して、作曲者は
次のように語っています。

「私の生まれ育った高知市では、
 9月のある日に、
 突然といっていいほど急に空が青く
 透き通ってくるのです。
 もちろん南国のことですから、
 夏の暑さの残りはなかなか厳しく
 ぶり返したりもするのですが、
 そんな中に、夏の白っぽい晴天とは別の、
 どこまでも深い青い空がやって来るのです。
 これが、もっとも美しい『秋』の
 最初の訪れなのです。
 暑さから解き放たれての
 活動再開への期待感、
 そしてもう一方で思考や思索の深まり、
 さらには秋の味覚への感謝といった
 ことまで含めて、この空をながめていると、
 くらくらするほど気持ちが秋色に
 染まっていきます。
 郷土を離れてょうど10年目に、
 この色を思い描いて、
 この曲がわいてきて、書き留めました。」


上岡洋一氏プロフィール
東京芸術大学作曲科卒、
同大学院修了。
作曲を池内友次郎、佐藤眞に、
ピアノを金澤希伊子の各氏に師事。
くらしき作陽大学で教鞭をとる傍ら、
多彩な創作活動を展開している。


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秋空に
上岡洋一

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