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2024年振り返りと、ジェネラリストとしての新たなる始まりについて。
2025年、令和7年のnote書き初めです。
昨年も多くの方にnoteを読んでいただき、誠にありがとうございました。
noteまとめで振り返ると、昨年は3.7万回も私のnoteが読まれていたそうです!一昨年が1.5万回だったので、大幅に増えていました。
そして、医学教育関連記事がトップ3を独占していた一昨年とは打って変わって、昨年はドラマや映画などのエンタメ感想文がトップ3に。
2024年は仕事は仕事で集中する一方で、プライベートでは読書や映画を思い切り楽しめた1年だったので、それが記事にも現れていたのだと思います。
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年末年始の多忙さゆえに、2024年を今更ながら振り返ってみると。
読書では。
医学書も、小説も、時間を見つけては今までになく読んでいた1年でした。
医学書はジェネラリスト向けの書籍が大豊作だったため、これまでになく医学書を買い漁ったような気がします。医学書は単価が高いので、書籍代の出費がかさんだものでした・・・。しかしながら、どれもこれも実践に即した良書ばかり。願わくば、もっと読み込んでアウトプットの精度を上げたいところです。
小説では、話題のミステリから普及の名作まで、幅広く手を広げ楽しめました。ミステリはその性質上、トリックやネタはどんどん使われていくために斬新な作品を生み出すのはなかなか難しいものだと思っています。でも、今を生きるミステリ作家の方々は、そのハードルを軽々と飛び越え、一生ものの驚きを生み出してしまうのですから脱帽です。医師と作家の二足の草鞋で成功されている方もいて、「本当にすごいなあ」と。私も自分の文章力を、もっと磨いていきたいと思っています。
#2024年の本ベスト約10冊
— 新出孤蝶Kocho-Niide 試される大地の見習いジェネラリスト (@kocho_niide) December 27, 2024
夕木春央|方舟
辻村深月|ツナグ
山口未桜|禁忌の子
青崎有吾|地雷グリコ
辻村深月|かがみの孤城
阿津川辰海|蒼海館の殺人
夏川草介|スピノザの診察室
知念実希人|天久鷹央シリーズ
夏川草介|本を守ろうとする猫の話
小西マサテル|名探偵のままでいて pic.twitter.com/01au5KZE7U
映画では。
何よりも「キングダム大将軍の帰還」を観に、何度も劇場に足を運んだ1年でした。IMAX、4DX、ScreenX、Dolby cinemaとフォーマットを変えつつ、何度も心揺さぶられに行きました。映像、アクション、スケール・・・どれもが今までの邦画とは規格違い。中でも大沢たかおさん演じる王騎将軍は、原作者をして「邦画史に残る人物」と言わしめたほど圧巻。私にとっては間違いなく今年のベスト映画です。邦画の新たな可能性を期待できる超大作でした。
そして、私自身の仕事の面では、大きな転換期を迎えました。
今まで家庭医専攻医だったのですが、思うところあり、内科専攻医への転向を決断したのです。
自分のアイデンティティと密接に結びついていただけに、この決断には大きな痛みを伴いました。
でもそれ以上に、「医師として当たり前のことを、いつ何時でも当たり前にできるようになりたい」「臨床医学の基本である内科学の研鑽をもっと積みたい」という思いが強かったのでした。
そのためには元いた場所を一旦離れ、内科専攻医として研修をすることが、自分にとって一番良いだろうと考えたのでした。
これにより専門研修は仕切り直しです。
でも何よりも、「自分が心から目指すジェネラリストになるために」。
自分の信じた道を行こうと思うのです。
そのためにも、一日一日、自分にできることを大切に。
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2025年も、素晴らしい1年になるように。日々頑張っていきます。