狂犬ツアー@釧路を終えて['23振返り]
「街づくりってなんだろな。」
最初に浮かんだ言葉でした。
私は街歩きして、色んな人を連れて歩いて、いい面とダメな面と両方見えてきて、そこでさらに釧路への推し度が毎度上がるんだけど、未来に向けてできてることって一体なんだろう…
私が参加しているLDL（ローカルドリブンラボ）のメンバーも多く参加してくれた、木下斉さんの「狂犬ツアー＠釧路 小さくても魅力と稼ぎのある欧州の港町に学ぶ、釧路再生のヒント」が6月開催されました。
今回の狂犬ツアーは港湾都市としてどんな街の再生があるのかとの話が中心でしたが、今回来た皆さんは寂しくて使われていない、ダメダメな公共事業の例のように思って帰られてしまったのではないか、見せ方、来てもらう時期なども考えものだなと開催してすぐは反省をしていました。
天気が良くて人が出てる時期に来るのと、このちょうど天気悪すぎ寒すぎ地元の人は寒く出て歩かないみたいな時に見る街の顔は、全然違うんだろうな…とはいえ、公共事業のあり方については耳が痛いことは沢山聞かされて、そりゃそうレポートされてしまう部分も・・・。真実はいつも耳が痛い。
もちろん釧路の活性化はまだまだだと思うけど、本当にここ数年で変わってきていて、すごく頑張っている人たちがいて前向きに上向きにとても感じています。今できてないことは取り上げられちゃうかもしれないけれど、通過点を確認してもらえたのはきっとよかったこと。
土地的な話ですが釧路の夏は短い。寒い場所で何かやろうとした時の大変さを乗り越えたり逆手にとったりした「ヒア(冷や)ガーデン」や「ウインターパーク」など、面白い取り組みだなーと思ってます。
日本全国熱帯夜に辟易すること夏でも21度最高気温みたいな場所なので、長く続く霧フェスとか快適温度(寒い時もある)で盛り上がれる、夏の音楽フェスになりつつあるし、港湾部を活用しようとしている民間は多くあります。
ここに公共がどう絡んでくれるかは、確かにキモだと思う。
かつて栄えた街がどう変換するのかは、とても長いスパンで持久走のように頑張る必要がある。
私は漁船が入ってくる夏の景色がとても好きだし、漁船が係留できる機能港としての街の歴史は、自身のアイデンティティでもある。
漁り火の夜と霧笛、私が好きな釧路の浜の景色です。
そこをどううまく融合してウォーターフロントを再開発するのかは、これからの課題なんだろうし、市民みんなで関心を寄せて意見を出していく場所なんだなと改めて思いました。
夕日リベンジに来てくれました！
強烈に釧路のダメ出しをされた6月の狂犬ツアーではありましたが、夕日のリベンジにともう一度きてくれた木下さん。
前回見ることができなかった夕日を眺めながら、炉ばたとワインKでのフーディー企画を立ててくれて、遊びに来てくれました。
釧路の良さ、このランドスケープを活かした観光資源の活用については絶賛してくれ、エリアリノベーションの可能性と、プロの目から見たこの街のポテンシャルについても、釧路が誇る食の魅力についての価値もしっかりと見出してくれて発信してくれております。
この街は愛され度が高いものがたくさんあって、今まで選択肢になかった「釧路という異国」への旅も選択肢に入れてもらったり、長期滞在したり、拠点の一つにしたり、移住してきてくれたり、そういう人はたくさんいるし、増えています。
釧路に来たら、釧路を好きになってくれる！それは絶対的な自信をもっているけれど、これからどう街を再生していくのか、ここに沢山の方の力と地元の力を融合しながら、考え、育てていきたいと思います！
LDLメンバーの浅田さんが釧路のことについて書いてくれたnoteも紹介します！浅田さん！釧路空港あるから、次は直行で来てくださいね（笑）
そして、夏や極寒も体験してみてください！
来年に向けて
私は木下さんのラボに入ってから、色々な地域で活動する人たちの事例を見聞きしたり、木下さんからのアドバイスをもらったりしています。
冒頭の「街づくりってなんだろうな？」の答えは見えつつあります。
自分自身の釧路での活動を、反省したり虚無感を感じたりするのは、キッカケは色々作れているようだが、事業や雇用をしっかりと作れていないからかもしれない。でもそんな気持ちもこの1年を通して、実績を積み重ねてきた自分に少しだけ胸を張っていいんじゃないかなという、出会った人たちから後押しされてきました。
ということで、私は2023年自信を身につけました！そんな話をVoicyでさせてもらっています。
946BANYAも軌道に乗せる途中だけど、すでに次の種を蒔く心の準備もしないと。
自分ができること、やるべきこと、やってもらうこと、やらないこと、整えて2024年を迎えたいです。
ぜひ私と一緒に釧路での活動の仲間になりませんか？946BANYAは共創メンバーを募集中です！