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誰のお陰で働けてるんだ?

今日が、クリスマス前最終日。
クリスマス休みに入るのでみんなすごくハッピーそう😊

そんな日に、半ばヒステリック状態の子供からこんなこと言われた今日の出来事。

「誰のお陰で働けていると思っているの?」
「私達が払ったお金で雇われているんだから、子供の言うことは絶対なの!邪魔しないで!!」

この子をアニカとしよう。
事の発端は、アニカの授業終了後すぐに食堂に行ってお昼ご飯を食べられなかったことが原因だ。

冬休みに入る前の最終日なので、学年全クラス同時に11時30分に終わる。

普段、授業が終われば食堂でお昼を食べ、昼休みになるのだが、今日は全学年が一斉に食堂に行くのは難しく、お昼を食べる時間が学年毎に決まっていた。

お腹も空いているし、1年生がご飯を食べているのを不満に思い、怒りが爆発したらしい。
幼稚園児に毛が生えたような6クラスもある1年生と混ざると、大変ややこしい。
特に今日は、人が少ない。

1時にならないと食堂に行けないと分かっているのに、他の職員の目を盗んで行こうとするので、止めたら先の言葉が出てきた。

「不公平だ!」から続き、お金払っているからこそ私たちは働けるのだと。

おおう。
私らは、召使いかい。

「誰がそんな事言ったの?」と聞いてみた。
「お母さん。あなたたちの言うことなんて聞かなくていいとお母さんは言ってる!どうでもいいの!お母さんがすごい払っているんだから!!」

「いや、市が雇用主だよ。君たちじゃないよ」
と普通に返してみた。

ちょっと戸惑いの表情を見せて、
「どうでもいい!お金払っているんだから、食べる権利がある!貴方達は私の言うことを聞かないといけなのーーーーーー!!!!!」
頭をぶんぶん左右に振りながら叫ぶ。

「うん、ちょっと後に食べられるよ。」
「今すぐ!!今すぐーーーー!!!今ーーー!」ぎゃぁぁぁぁーーと叫び出した。
叫び声が混じるのでなんかの祭儀に参加してる気分… 

「あなたたちには私に何も言う権利がない!私はここで好きにしていいの!」
実はこれは、何度も聞くセリフ。
この印籠が目に入らぬか!くらいの決め台詞。

毎回のことに腹を立てた同僚が、
「ルールを守れないなら辞めてもいいんだっつってるだろーが!ここに来る義務はないっ。困るのは私たちじゃない!」
と言い放ってしまった…

そして、「言いつけてやる!訴えてやる!」と、泣き叫んでいたアニカは走り去った…。

そんなにお腹空いてたのかー。

同僚は、アニカがわがままで傲慢で、リスペクトが全くないことにとても腹を立ててた。
「私だったら、普通に市が出しているなんて返せないっ!」と。

まあね。
サッと返せた自分を褒めたい。

いつかアニカのお母さんとも話さなければいけない。
アニカのお母さん、電話を切らないでいてくれたら…。
(このお母さん、休暇中の学童にアニカが来ないので電話すると出て秒で切る。休暇学童中毎日、毎回…)

こんな感じが毎日。
うまく返せる日もあれば、返せない日もある。
うまく全部の球を変化球にして、返せるようになりたいなぁ。

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