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【自由行動22】旅のリスク 子どもを失わないために

2023年春クルーズ北回り(114回)
2013年秋クルーズ南回り(81回)
ピースボートクルーズに乗船しました。
世界一周「船旅の準備」「自由行動のヒント」と
YouTubeでは「旅vlog動画」も発信しています!

この記事の動画 ↓

こんにちは!クルーズ船チャンネル Sallyです
今回は旅のリスクの続編、特に子連れ乗船に関する内容を多く入れました。前回、前々回「子連れクルーズの勧め」と題して船内生活と準備について発信しました。メリットばかりをお話しましたが、何事にもデメリットは付きものです。親御さんだけでなく、乗船する全ての皆さんに見ていただき、共々によい旅ができるよう願っています。最後までご覧ください。


1 衝撃的だが見るべき映画

いきなりですが、2024年9月27日からある映画が封切られました。
「サウンド・オブ・フリーダム」

この映画は数年前に作られていましたが関係者つまりこれを上映されると困る人達の圧力を受け、上映できなかったとのことです。このタイミングで上映されたことには意味があると思いまずご紹介します。

これは子どもの誘拐、人身売買を取り上げたノンフィクション映画
この映画のテーマ「誘拐、人身売買」これは都市伝説ではなく事実であり、長い間タブー視されていた社会問題です。小さな子どもがおられる親御さんには辛い話ですが、一部のこれは病気というべき「子どもを性の対象とみる大人」が存在し、その欲求を果たすためにあらゆる手段を使って子どもたちを手に入れる。その一つが誘拐です。誘拐は臓器売買だけではないのです。

特にその数は年々増えており、日本でも年間十代は1万7千人以上が行方不明になっているというデータがあり、海外ではその数は計り知れません。
私が呑気に「子連れクルーズの勧め動画」を発信した同時期にこの映画が封切られたということは、何かの暗示ではないかと。私も南米など治安の悪い国々にも滞在していましたので、日本より酷い惨状を知っています。ですから今回、それを知らせる必要があると思いました。

なかなか見るのも辛い映画ではありますが、すべての人に勇気を持ってこの映画をご覧いただきたいです。どうしても勇気のない人は、少なくとも今日の私の動画を最後までご覧ください。親御さんだけでなく、周りの人がどのように対応すればいいか、誘拐されそうな子どもをどうやって見つけられるか、そういうことにも言及しています。
映画のリンクと、それを解説する動画はリンクからどうぞ

2 寄港地で

子連れ乗船の皆さんはできる限りツアーでの旅行をお勧めします
船主催のツアーは割高です。なかなか手が出せない人は、個人手配でも現地ツアーに参加することができます。
私の過去の発信自由行動2」、「情報収集 上級編で現地ツアーについて話しています。またそれぞれの寄港地で該当するものがあればそちらもぜひご覧ください。

乗船するクルーズ回が決まったら、全ての寄港地の情報収集をしてから、船のツアーがいいか、個人手配のツアーが取れるか、自由行動可能かの判断をしてください。特に海外旅行に慣れていない人は寄港地の様子は予想できません。過去の発信「情報収集」編のシリーズをぜひゆっくりご覧になり
しっかり計画を立て、寄港地を楽しんでほしいと願っています。

出発の6~7ヶ月ぐらい前に船のツアー冊子が来ると思います。ツアーの案内が来たら締め切りを急かされますので、必ず出発する半年前までには情報収集をしっかりして、船のツアーを取るのが最善というものだけ予約を入れるようにすれば、お金の節約もできると思います。
ツアーに参加していれば、移動時の安全は確保されます。ただし、観光地に到着してからは他の観光客などと合流するので決して子どもから目を離さないように。
「情報収集」編(全5回)は初級から順にどうぞ

3 自由行動する場合

私の海外経験から治安の良い条件は2つあります。
1つはその国や地域が宗教に基づいた生活をしている所。例えばイスラム教の国である中東。ここはイメージに反し犯罪は少ないです。仏教国も比較的安全ではありますが、アジアは人が多いのでやはり注意が必要です。
もう1つは島国です。小さい島ほど、人々が皆顔見知りで犯罪は少なくなります。例えばイースター島など。
島国の様子は過去の発信「自由行動10 モーリシャス」をご覧ください。

とはいえこれらも絶対ではありませんから、とにかく目を離さないこと。
といっても親御さんもそれでは旅を楽しめませんよね。そこで検索してみたらこのようなグッズが売られていました。

日本で使っていると目立ちそうですが、海外ではそんなことを言ってられません。念には念を入れて持っていかれることをお勧めします。
評価も高いハーネス 
写真左:腕につけるタイプ  写真右:背中に付けるタイプ

中休み

118回航行中のオーロラをご紹介しています。
動画のほうでご覧ください。

4 船内は安全か?

残念ながら船内も100%安全とは言えません。

皆さんにたくさん見ていただいた「船内生活3 貧乏人の船」の回で40代50代の女性に連れ込み注意のお話をしましたが、子どもも例外ではありません。冒頭でお話したような病的な乗客がゼロとは言えません。船のルールでも「子どもと常に一緒にいること」とあるように、子どもだけも安心できる社会はすでにもう過去の話なのかもしれません。よっぽど船内で親しくなった信頼できるご友人や一緒に乗船された地元からのご友人ならともかく、とにかく目を離さないということは船内でも同じです。

5 他の乗客の皆さんへ

冒頭で誘拐という怖い話を出しましたが、犯人は親御さんの隙をついて犯行に及びます。だからといって親御さんがいつもいつもピリピリと周囲を気にしていては旅行を楽しむことは難しいでしょう。

子どもは宝です。日本人なら日本の宝です。それをみすみすなくすようなことがあってはなりません。親子共々せっかくピースボートに乗船したなら、より良い体験をしてほしいと願います。それを親御さんだけでするのはなかなか大変です。ぜひ私の発信をご覧になってご理解いただけた皆さんはぜひ親御さんに手を差し伸べてあげてください。理解者が多ければ多いほど親御さんも安心できますし、そいういう輪が船内で広がればたくさんの目が行き届きます

6 誘拐への対応

私は日本より遥かに治安が悪く誘拐も多い国々に住んでいましたが、子どもたちはそこで生きています。被害に遭うのはほんの一部です。その一人にならないよう、大人が目を配ること、そして子どもに対しても教育を怠らなければ、悲劇を回避することは可能です。
平和な昔の日本でも「知らないおじさんについていってはいけませんよ」と言われたものです。最近はおばさんも、お兄さんもお姉さんも関係ありません。組織的な犯罪行為なので。

私も恥ずかしながらバックパッカーのマネごとをしていた若い頃、東南アジアで詐欺に遭いました完全な組織犯罪で、騙されたことに気づいたのは翌日たまたま立ち寄ったツーリストポリス(旅行警察)に溢れかえる被害者たちを見た時でした。唖然としました。
最初、私に声を掛けてきたのは優しげな若い女性でした。そこから次から次へと担当者が変わり観光地を案内してくれるわけです。そして夕刻には全く値打ちのない品物を買わされるというシナリオです。1ミリも不信感を持ちませんでした。プロ集団は本当に巧妙です。後から分かったことですが、女性には同年代の女性が、男性には男性がちゃんと待機していて、暇そうに歩いている人を待ち構えているのだそうです。

ここで、子どもたちに教えてほしいことがあります。もし万が一誘拐されてしまった時、周囲の大人に知らせる方法です。このようにします。
シグナル・フォー・ヘルプと言います。

大人の乗客の皆さん、子どもがあなたにこのようにした場合
「僕は、私は今誘拐されようとしています。助けてください」
というサイン
です。このサインは子どもだけでなく、周囲の大人も知る必要があります。おそらく誘拐されている時、怖くて声が出せません。そもそも子どもの小さい声は届かないでしょう。車内で痴漢にあった経験のある人、咄嗟に声が出せましたか?助けを呼ぶ声が出せない。これは子どもにとっても同じです。ぜひこのサインを忘れないでください。そしてお知り合いにも教えておいてください。
実際に助けを求めている動画(冒頭3秒)

7 プレイボーイを見習え!?

今日はちょっと辛い話が多かったので最後にプレイボーイの話をします。

女たらしの男たちがいます。イケメンでモテモテ。
(ちなみに上のお二人は実在しません。AI生成画像ですw)
彼らは生まれた時からその容姿で母親や周りの大人からチヤホヤされています。若い時から周りの女の子からも熱い視線を送られます。アイドルなんか正にそうですね。そうやって成長した彼らは女あしらいも上手い。手のひらで女の子を転がしながらあっちの女、こっちの女。
昔の人は「男は最初の男になりたがり、女は最後の女になりたがる」と言ったものです。そんな女心をうまく扱うプレイボーイたち

いきなり何を言ってるのかというと、これ、旅も同じだと思うのです。
要は場数を踏むということです。
たくさんの女たちに慕われ愛され。
たくさんの国や地域に出向き見聞きし、旅のノウハウを体感する。
慣れれば慣れるほど、初めて行く土地でも
「いい女か、面倒な女か」いやいや、
「この土地は安全か否か」という鼻が効くようになります。
通りの雰囲気、行き交う人の身なりや目つき、空気感。

こればかりは場数を踏むしかありません。場数といっても、失敗経験という意味ではありません。
私も大きな事件に遭遇したことはありません。もちろん小さな騙しや失敗は数多くしています。また酷い現場も目にしたし、体験談も数多く聞きました。それらの蓄積があっての今です。

ですから正直言うと、海外旅行経験の少ない親御さんはできるだけ自由行動は控えてツアーを取ったほうがリスクは最小限で済みます。
親御さんが独身のとき海外旅行慣れしている場合は、リスク回避もある程度できるでしょう。

これに関しては、子連れでなくても同じです。
どれだけ私が「気をつけて!気をつけて!」と発信したところで、
モテない男は面倒な女に纏わりつかれるか 、そもそも女に振り向いてはもらえません。モテる対策、つまり場数と自分磨きをしないと。自分磨きとは「安全への身のこなし」ということになります。場数を踏めば、事件に遭遇する前に察知する能力がついてきます

モテる男になりましょう!

あれ?こんなオチで良かったかな?
世の男性からクレームが来そうですがw

今日はここまでです!
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