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身も心もブルームーン

Kenny Barron Trio がライブハウスで奏でる「Blue Moon」です。
なんと心地よいのでしょうか。まるで心が洗われるかのようです。
全く気負いがありません。何かアーティステックに奏でなければ自分の存在価値がないのでは、とかを考えている微塵も全く感じられません。
このように弾かなければ、聴衆は納得をしてくれないのではと全く考えている素振りも感じられません。
誰も聴いてくれなくてもいいんだ自分の世界に集中しているだけだという焦りの気持ちも感じられません。
無の境地で自然と湧き出る音の泉のように流れていきます。誰にも邪魔されず、誰の指示もなく、当たり前のようにただ音が流れていきます。このライブハウスの必然のように音が流れていきます。何と自然なのでしょうか。
この場にいた人は何と幸せなのでしょうか。
お食事をしながら聴いているのでしょうか。眉間に皺を寄せて聴かなくても聴くことができます。
音楽の藝術性とお食事のお供という二面性を許してくれるのがジャズだと思っています。

本当に素敵ですね。

こんな素敵な音楽に出逢えたことに感謝致します。

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