大好きなテニスプレーヤーにマッケンローがおります。
勿論、錦織圭も大好きです。
当時、ボルグというプレーヤーもおり、ガンガンのトップスピンでバシバシとひっぱたくテニスをしておりました。
また、コナーズという熱血漢のプレーヤーもおりました。
そんな中、とても薄いグリップでフラットで面を合わせるだけで、相手の力を上手く利用して打ち返す天才的なテニスをしておりました。
そのしなやかテニスは見ているだけで鳥肌たつくらいでした。
誰にも真似ができない軽やかな美しいものでした。
スライスもちょこっと当てるだけで美しいスライスの玉が運ばれるものでした。
ガットのテンションはとてもゆるゆるで、普通の人がこのテンションで打つと弾みすぎてボールがコートの外に飛び出てしまうほどコントロールが難しです。
そんなマッケンローが当時使っていたラケットは、ダンロップのMAX200というものでした。
このラケットは、ウッドラケットのような打球感が売りでした。
確かにスイートスポットにきちんと当たると思ったところに気持ち良く、また、気持ちの良い打球感で飛んでいきます。
物凄いラケットです。
また、握り心地、持った感覚、振り心地も最高です。
それに見た目もかっこいいです。自分が物凄く上手になった錯覚に落ち入ります。
そんなラケットです。
しかしながら、いざボールを打って見るとまともスイートスポットには当たりません。
フェイスも小さく、スポットも本当にあるのかと思うほど小さなものです。
結局、このラケットは使いこなすことはできませんでした。
このラケットは、今回錦織圭と楽しくテニスをした、アガシの奥さんのシュテフィ・グラフも使っておりました。
彼女は、マッケンローと違い、ゆるいテンションではなく、ガンガンのテンションのガットでガツンガツンと打っておりました。
このラケットかっこいいので、いつも持ち歩いておりました。
また、ダンロップのラケットを使っているというだけで優越感を覚える程でした。
今では物置に入っております。