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Relaxin' With The Miles Davis Quintet


やはり帝王マイルスのトランペットは凄いです。名作の多い中で、1950年代のノリノリの頃のものです。それにサイドマンやリズムセクションが超豪華です。Miles: trumpet Coltrane: tenor sax  Red Garland:piano Paul Chambers: bass Philly Joe Jones: drums と言う非の打ちどころがありません。レコード会社との契約がまだ残っていたので、急いで4枚のアルバムを作成します。これはその中の一枚です。どれも素晴らしいものでどれをとっても名作です。俗に言われるマラソンセッションです。私は、特に一曲目の  IF I WERE A BELL(Frank Loesser)が好きです。これは、日野皓正 さんのマイルスのコピー譜の中にもあり、私も一生懸命コピーをしました。本当に楽しい曲です。全てテイクワンで終わるらしいのですが、プロデューサーが「何をやるのか?」と演奏前に聞いたそうですがマイルスが、「後で教えるよ」と言ったらしいです。とても有名な曲ですのでこのように言ったのでしょう。二曲目も、ピアノがイントロを始めると、 マイルスが演奏を止めて「ブロックコードだ」とやり直させたらしいです。このやり取りはレコードに記録されており聴くことができます。とても、タイトル通り、リラックスをしており、とても粋な演奏となっています。5曲目のOleoも曲が大好きです。ソニーロリンズの曲で自由奔放な曲ですが、マイルスやコルトレーンがやるととてもストイックに聞こえます。軽快にやっているのですが気のせいか先入観からなのでしょうか。また、Oleo はBフラットの循環もので、アイ ガット リズム という曲をベースにしています。マイルスのアルバムでは喧嘩セッションでお馴染みのバグスグルーヴにもソニーロリンズで収録されています。ジャズって本当に楽しいですね。

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