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イギリスが欧州連合の離脱を決め実行に移そうとしている。
欧州連合はヨーロッパ経済共同体として創設され、元々は、第二次世界大戦後のヨーロッパで国民国家システムを再生するためのものであった。
自由貿易と福祉国家システムとを組み合わせた「埋め込まれたリベラリズム」が前提となっている。
政治経済における最大の権限は各国政府に残し、域内貿易と対外経済政策の連携を図ることにあった。
そして、ヒト サービス モノ 資本の移動という四つの自由が成文化された。
更に単一通貨は、国内政治より共通市場の優位を受け入れ、国内経済のコントロール機能の低下を招くこととなった。
このことが、愛国主義者の支持基盤を作り出したとも言われている。
統合の目的の再認識と統合プロセスの管理メカニズムの確立が急務である。