このような雑誌は定期的には買いませんが、たまに買ってハッとさせられます。
このものは2017年のものですから相当な前のものです。恐らくこれはアートペッパーが載っていたから買ったと思います。。
その他のページを眺めていたら、新しいアルバムを発表した大野雄二さんのインタビュー記事があり、この内容にいたく感動したというか、腑に落ちると言うか、大変失礼ですがあれだけのプロの方も同じようなことをお考えになっているんだと嬉しくなりました。
そのインタビュー記事のタイトルをこのブログ記事のタイトルとしました。
「JAZZは難しいものではなく、格好良くて楽しいもの」
このインタビュー記事で感動したのは、二つのことです。
一つは、ジャズがチャーリーパーカー以降藝術性を帯びてきたこと。つまり、ベニーグッドマンやカウントベーシーは、エンターテイメントを目指していた。そこに、チャーリーパーカーが藝術性を高めることにジャズが求めはじめたということだそうです。大野雄二さんも藝術性を否定している訳ではありません。歴史的にそのような流れがあったということです。大野雄二さんが言いたいのは、ジャズをもっと楽しもうということと理解いたしました。それがタイトルに表れていると思います。
エンターテイメントなジャズで、青筋を立てず、食事をしていても、ダンスも出来るものが楽しいのではないかと提案と思います。いいですね。
それからもう一つの感動ですが、マイルスのピアニストの件です。
マイルスのピアニストでどうも気になっていた人たちがいました。そのモヤモヤを大野雄二さんは言ってくれました。
マイルスのレコードを買って聴いている時から気になっていることがありました。本当にレコードの時代からです。
マイルスのアットカーネギーホールのアルバムを高校時代に買い、聴くとピアニストのウイントンケリーのピアノが凄く印象に残っております。楽しくて仕方ありませんでした。ジャズの楽しさは、マイルスよりもウイントンケリーのピアノに惹かれておりました。
もう一つマイルスのレコードで印象に残っているのは、マイルストーンズで、モードがどうこうというよりもレッドガーランドのピアノに惹かれました。楽しくて仕方ありませんでした。
そので、レッドガーランドについては、グルービィという、まさにレコードを買ってしまいました。本当に楽しいジャズです。
これらのピアニストについては、本当にジャズの革新性というものの対極にあって、当時、若かった頃ですが、ジャズに革新性を求めていた頃から、とても気になっていたものです。
この記事で少しスッキリしました。