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流星群が極大日

今年の主な流星群の極大日です。

しぶんぎ座流星群 1月4日頃
4月こと座流星群  4月22日頃
みずがめ座η(エータ)流星群    5月6日頃
みずがめ座δ(デルタ)南流星群 7月30日頃
ペルセウス座流星群 8月13日頃
10月りゅう座流星群
(ジャコビニ流星群) 10月8日頃
おうし座南流星群    10月10日頃
オリオン座流星群    10月21日頃
おうし座北流星群    11月12日頃
しし座流星群           11月18日頃
ふたご座流星群       12月14日頃

早くも2023年最初の流星群が……既に流れている最中なのですが、極大日が明日です。
サラッと出しましたが〝極大日〟とは、ある流星群の活動が、観測場所や観測条件を除外して、最も活発(極大)になる目安の日で、その日の辺りに観察をすれば多くの流星が見られる可能性が上がる日の事です。何なら、後一時間後と言わず、今からでも外に出て空を見上げれば、もしかしたら?

極大日はその年によって一日から二日程度前後にズレる事が有るので、そこは連続で見続けるか、運に任せるかでしょうか。流星の観察数はその年や日によってかなりムラがあり、やはり運は大事なのかも知れません。


位置は日付で変わるものの、1月中は楽しめる天体観測も有ります。
夕方に西の地平線付近から東の空に、水星、金星、土星、木星、火星の五つの惑星と月が並びます。周辺が暗い場所なら見つけ易いかと。
更に天体望遠鏡を使うと、火星と木星の間に天王星、木星と土星の間に海王星も見る並びです。
元旦には綺麗に並んだそうで、興味の有る方は見た人も居るのではないでしょうか?


興味のある方はご存知かも知れませんが、8月に土星、11月に木星が衝を迎え、夏と秋には天体望遠鏡で巨大惑星を綺麗に見られるチャンスです!

〝衝〟とは太陽系の天体が、地球から見て太陽とちょうど反対側になる瞬間の事です。
衝の頃の惑星は、地球との距離が近くて見かけの視直径が大きくなり、その上、光っている部分を正面から見られる為に、陰になる面積が少ない等の理由で、明るく良く見えるとの事。
衝の最も解り易いであろう星は、満月です。

やはり天体望遠鏡が無いと観測は出来ませんが、珍しいところでは3月24日に金星食、9月21日にアンタレス食が全国で見られます。
アンタレスはさそり座の心臓部分の星で、今年は月に隠される食が起こります。
これらは見られるとなかなか面白いそうですよ。


さて、前述した衝で最も解り易い満月ですが、その中でも地球に近づく、近年でも話題になる事が多い、〝スーパームーン〟。
此方は天体望遠鏡が無くても見られます。

スーパームーンとは、月が地球への最接近が重なる事で、地球から見た月が最大に見える事です。
因みに、スーパームーンという用語は天文学の正式な用語では無く、占星術由来だそう。
スーパームーンは殆ど毎年一回は見られる計算なのですが、月が地球に近づくタイミングと満月になる日が合致するエクストラスーパームーン!は十八年に一度という頻度。(しかも、言うまでも無く地上の天候にも左右される訳で……。)
エクストリームスーパームーンとも言われるそうですが、某月の戦士の最終形態みたいな……残念ながら、今年ではありません。

十二年前の2011年のスーパームーンはNASA発表で、月が最も離れた(ミニマムorマイクロムーンと言う俗称が付いてる)時と比べて約14%増しの大きさで、30%近く明るかったそうです。

そして、2023年のスーパームーンは!
8月31日の午前10時36分!!……お昼前です。

ですので、妥協案として30日夜から31日朝にかけての31日午前1時頃に空を見上げてみては如何でしょう?2023年一番大きな月が見られる予定です。


当方、去年11月8日の月食も見ましたし、お手軽にただ空を見上げるだけでも地味に楽しかったりします。興味が無い方でも偶にはオススメです。


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