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半田のガストロノミーを学ぶ

 8月19日から8月23日にかけて、愛知県半田市でSDGs国際協働演習に参加してきました。この授業は、名古屋外国語大学の先生が主催されている授業で、今回は半田市におけるSDGsとガストロノミーツーリズムがテーマになっていました。半田市は、名古屋市の南側に位置し、酒、味噌、酢などが有名で、ミツカンの本社があります。

 初日は、ガストロノミーツーリズムの座学を受けました。名古屋外国語大学の先生とUNTourismのお二方のお話を聞き、ガストロノミーツーリズムとは何か、ガストロノミーツーリズムにおいて重要なことなどを学びました。


 二日目は、半田市の観光に携わる方の授業を受けた後に、体験やフィールドワークをしました。授業では、「いいかも半田」をテーマに、半田市が「醸す」文化を醸成してきたことを学びました。その後、半田のお酢を使ったお寿司、「はや寿司」をいただき、ミツカンミュージアムと国盛という酒造を見学しにいきました。はや寿司は、一般的なお寿司と比べてやさしい味がしました。ミツカンミュージアムでは、お酢の成り立ちやミツカンの発展について学ぶことができました。国盛酒造では、お酒の材料や歴史ついて学びました。

お酢の飲み比べ


 三日目は、知多牛のお店へ行き、知多牛とSDGsに関する授業を受けた後、実際に知多牛を頂きました。その後、隣の町まで移動して町のかたにインタビュー調査をしました。知多牛は、とてもやわらかく、美味しかったです。また、無駄にしないようにとさまざまな部位を提供していたため、食べたことの無い部位を食べることができました。

黒牛の里さんでいただいた知多牛


 四日目、五日目は、SDGsを意識した半田市におけるガストロノミーツーリズムに提案できることをグループで話し合い、プレゼンテーションを作成し、発表しました。

インタビュー調査でお邪魔した敷嶋酒造さん

 今回の4日間は、短い期間ながらもガストロノミーツーリズムについて深く学ぶことのできるとても貴重な機会でした。この授業を通して、地域には多くの魅力が眠っているものの、生かしきれていないことを強く感じました。また、インタビュー調査を通じて、行政や企業と地域住民の間に意識の差が生まれていると感じました。眠っている魅力を生かすためにはまず地域住民が自分の地域の魅力に気が付くことが大切だと感じました。

(え)

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