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人々をつなげるフリーコーヒー

 6月14日のお昼時に、私たちの実習班は高知大学の図書館前でカーゴバイクを用いながらフリーコーヒーイベントを行った。今回のイベントは、いち早くフリーコーヒーを行っていた吉備国際大学の方を見習いながら私たちが運営者として行ったものである。

 フリーコーヒーの目的とは、無料でコーヒーを配ることにより興味を持って集まった方たち同士で、コーヒーをきっかけに知らない人同士でも楽しく話せる場を作り出すというものである。高知大学ではたくさんの面白い人はいるものの、サークル活動以外でタテのつながりやヨコのつながりを持つ機会がとても少ない。そのため、もし興味が合う人が学内にいたとしてもその存在を知ることができないという問題が挙げられる。その問題を解決するため、コーヒーを飲んでもらうことをきっかけに話をするという方法を通してこの問題を解消しようと考えた。

 とはいえ、私たちの実習班は2か月前に結成したため、実習としてこのようなイベントを企画することは初めてであった。まず私たちは今回のイベントの目的の確認を行い、全員の認識のずれがないようにした。そのうえで私たちが何をすべきなのかを考えた。
 私たちは事前に保健所と学部の事務室、大学の学生支援課に相談をした。保健所には、食品であるコーヒーを無料とはいえ配るため、食中毒の危険があることの不安や、もしもが起こらないようにはどうすればいいかという疑問を質問した。また、大学の方には、どうやったらイベントを開催できるかの質問や、イベントを開催するための届け出を行った。その後、このイベントを行うにあたっての必要物品の調査、調達を行い、実際にシミュレーションも行って本番に備えた。

 本番では、必要物品の不足もあって非効率になってしまった場面もあったが、多くの人に来てもらって、準備していた豆がなくなるほど盛況のまま終わることができた。一方で、実習班内の中だけでも準備に対する認識や考え方の違いが浮き彫りになったり、私たちがコーヒーを淹れることに集中しすぎて、本来の目的である話をすることを手助けすることができなかったり、そもそもお客さんにコーヒーを配ることが目的と誤解され、配った瞬間に変えられることも目立ったという課題も見つかった。実習班全員がコミュニケーションを取り合いながら、これらの課題を次回までにどこまで修正できるか楽しみである。

作成:トン揚げちゃん


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