『人はなぜ数学を学ぶのか』 〜30代遅咲きの男が歩み、立ち止まり、また歩み出すまで〜
数学なんて必死に勉強してなんの意味があるんだ。
動く点Pの軌跡も池の周りを違う速さで歩く兄弟も、そんなもんは人生の役には立たないんじゃないか?友人と気ままにくだらない青春を送る方がよっぽど大切だろ?
中高生の頃は常にこんなことを考えては勉強をサボっていた。
いや嘘だ。大学に上がっても、大学を辞めた先の進路でも常にこんなことやって人生豊かになるのか?素晴らしい人間になれるのか?と考えては足を止め。大人になっても自分は変わっていなかったのをふと思い出した。
30歳を超えた今、時