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🇪🇸スペイン&🇫🇷フランスのバスク料理を識る🍽️

フランス料理からイタリアンを経由して、スペインはバスク地方、さらにはフランス・バスクへと料理の航海しているところです。

Salsa Vizcaína(サルサ・ビスカイーナ)

🇪🇸スペイン・バスク地方の「ビスカヤ・ソースSalsa Vizcaína(サルサ・ビスカイーナ)」をつくりました。赤玉ねぎと乾燥パプリカが手に入らないので、瓶詰めのチョリセロを使います。

Choricero

そして、🇫🇷フランス・バスク料理の生ハムと野菜のスープ『ガルビュール Garbure』です。

しかしです、やはり紀元前5000年くらいから歴史を精緻に調べなおす必要がありそうです。フランス料理はすでに料理人アントナム・カレームが関与していますし、まずはこの地方の暮らしとしてケルト民族の歴史にまで遡ってみます😊
下のような論文が沢山ありますが、読んでもほとんど意味がなく時間の無駄で、やはり自分で調べた方が、より真実に到達できますね😅

ショブ ジャン=フレデリック/福崎 裕子

“Between Basque and Jewish : How the Spanish identity became racialized”

本稿の目的は, 16世紀から20世紀半ばまでのスペイン社会における人種差別の地域的および一般的な系譜を提示することである。アイデンティティや他者性の人種的概念がスペイン政治を非常に早い段階から支配していたことを理解するための議論の出発点として, 特定されたバスク人のアイデンティティの事例を取り上げる。実際, 19世紀後半から20世紀にかけてバスク民族主義の形成と普及の中心を占めたのは, 人種差別的な声明である。本稿は, 16世紀に「発明された」純粋なバスク人のアイデンティティにつながる系図を明らかにする。純粋なバスク人という構想は長期間にわたって築き上げられてきたが--その代償は反ユダヤ主義であり, ルーツは16世紀にまで遡ることができる--19世紀に再び活気づけられた。もちろん, 人種差別的な側面を含むバスク民族主義の民族的本質主義は, 現代のスペイン社会でも例外ではない。バスクの事例は, スペインのナショナリズムにおける人種問題というよりより広範な問題と深く関わっている。16世紀までさかのぼる知的および制度的歴史への声明によく類似したバスク民族主義の論証は, 国家の民族主義に関わる宣言と事実上区別がつかない。中世末期にスペイン王国を形成した社会政治プロセスは, 宗教的, 人種的, 社会的規制のシステムを生み出した。カトリックの非妥協さ--血の純粋さの概念への執着, 血統に忠実であり続けることへの執着, 名誉の規範--はすべて, 高貴な民族としてのバスク人という主張を支持し, より広義にはスペインにおける民族的ヒエラルキーの特徴となった。すなわちスペイン分離によって, イスラム教を祖先に持つユダヤ人から生まれた新しいクリスチャンは犠牲者になったというアイデアが, 古いクリスチャンの純粋な避難所としてバスクという国家に意味をもたらすのである。スペイン民族主義形成とバスク民族主義形成という2つの現象は, 16世紀から同時進行してきたのである。だからこそ, 現代スペイン社会において, バスク民族主義はその必死な努力にも関わらず, スペイン民族主義と区別できないのである。同じ偏見, 同じ価値観を持ち, どちらも同じ歴史的な血の純粋さという概念およびカトリックの非妥協に基づいている。

Between Basque and Jewish : How the Spanish identity became racialized

https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/252452/1/114_7.pdf

つづく

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