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夫の愛夫弁当

この記事はただただ夫への感謝の気持ちをいつまでも胸の中に大切に持っておきたくて綴った私への記事です。

先週連続6日間、短期のアルバイトの仕事をした。イベントでの販売の仕事だ。時間は14:00~22:30で休憩は30分。場所は自宅から1時間弱。
夫も働いているので「今週はお互い自分のご飯は自分で作って食べよう」と私から提案したが、夫は仕事に行く前のお昼ご飯と、仕事に持っていく用の弁当を毎日作って持たせてくれた。
イベントにはスタンドのご飯やカフェもあるので「自分で買って食べるよ」と、伝えても「30分の休憩なんてあっという間だよ!ご飯買っているだけで休憩終わっちゃうよ」と言ってせっせと弁当を用意する。

お弁当のメニューは毎日違った。あるときはサンドイッチにトマトとモッツアレラのサラダ。あるときはアメリカの高校生が持っていそうなスナックと野菜とキヌアの炒め物。休憩場所に電子レンジはないので、温めなくても食べられるお弁当を工夫してくれた。
「今日のお弁当は何かな?」と、休憩時間はワクワクした。
思えば夫は愛情を言葉ではなく、行動で示す人だ。「大好き」や「愛している」って毎日言う人ではないけれど、私が不安になることがないのは、彼の行動が私への愛を示しているのを知っているからだ。

仕事が終わって「帰るよ」とメッセージを送ったら、最寄りの駅までサプライズで迎えにきてくれた。「寒いね~寒いね~」って言いながらミラノの冬空の下を手とつないで足早に歩いた。
ここミラノで夫と一緒にいれて本当に幸せだと思った。

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