過去にも未来にも縋らない
今の自分に満足していますか。
僕は今が大人になってから一番成功していると思える瞬間です。
自分で稼いで、一番稼いで、一番時間がある。
全てが上手くいっているわけでは決してないし、不満もあるけど、稼げない下積み時代や無職経験を経て今に至っているのだから十分充足しているに足ります。
会社員から独立し違う環境に身を置いて、付き合う人間も色々と変化して思う事がある。
みんな、今を生きているのかーーーー
このご時世、生きづらい時代です。
30歳前後の若い年齢の人でも、過去ーー特に学生時代の自慢話に縋る人が多い。
学生時代の栄光を語るのは良いですが、その年齢で過去の自慢話ばかりもどうだろう。そんなに人生上手く行っていないのでしょうか。
我々は今大人で、社会人です。
学生時代の実績を誇っても意味がありません。
部活でどうだったとか、TOEICが何点とか、何年も昔の必要もない事をドヤしても誰にも響くはずもありません。
若い子たちも年上のオジサンズたちに、過去の栄光を語られたら嫌な気持ちになるでしょう。
生産的な20代からすれば、彼らは既にそれと同様で老害以外の何者でもありません。
社会に適合出来ない、会社で結果を出せない、しかしプライドを捨てられない面倒な人間にありがちです。
人間は過去の記憶が美化されるもので、僕も当然過去の栄光というものはあります。
しかし冷静に振り返った時、どのライフステージにおいても楽しい事・嬉しいことと同じくらい、苦しいことや辛いことを覚えています。
良かったことは沢山あるが、当時の自分も苦しい環境を確かに生きてきました。
良い事も悪い事も、どの時間軸にも存在します。
過去に縋っても意味が無い。
逆にいい加減な未来を語る人も。
近いうちに仕事を辞めるとか独立して一発当てるとか、本人がやりもしないできもしない事を頻繫に人に語ります。
他人を相手に頻繫に口にするというのが厄介で、愚口や遊び半分ならば特に気にすることなく楽しくやれるかもしれませんが、頻繫に口にされては面倒くさいことこの上ないです。
今の環境に不満はあるが、結局動かない、しかしプライドだけは一丁前。
僕が思うに、そういう人達は今日を頑張っていません。
過去や未来に縋ってばかりで今日を中途半端に消化していく。
大きな成功は今の努力の積み重ねの先にあるもので、未来を本気で語るなら今日のベストを追及する方が現実的です。
過去の栄光や架空の未来の成功に縋ることは、人の悪口や噂話をしているのと同じくらい自分を守る事ができ、自分を誤魔化す事ができる最高の手法です。
生産的な人間は目の前の今日、または少し先の未来に向けて全力で取り組んでいます。
今を生きているということ。
同時に楽な道ではないということでしょう。
疲れた時は休んでいいし、遠回りがベストの時もあるはずです。
それでも今日の自分が出来る事が何かあるはず。
僕は過去にも未来にも縋るのではなく、今日の自分のベストを尽くすことに全力で生きたい。
それが未来の自分にとって最良である事を信じているからです。
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