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ダニエルグラスル復帰|フィギュアスケート

ダニエルグラスルが戻ってきました。

昨シーズンは試合出場がありませんでしたが、今シーズンはデニステンメモリアル、ネペラメモリアルを経てNHK杯に登場。
NHK杯のフリーでは自己ベストに近い点数を出し見事銀メダルに輝き、好調な復帰ぶりを見せてくれました。

イタリア男子の世界選手権の枠は2枠、ヨーロッパ選手権の枠は3枠。
年末の国内選手権はグラスル、リッツォ、フランジパーニ、メモラの4人で死闘が繰り広げられることでしょう。

グラスル選手はカロリーナコストナーさんと同じく、オーストリアやスイスと国境を接する北イタリア・ボルツァーノ県の出身。
イタリア語よりどちらかというとドイツ語が話される地域になります。

以前は北イタリアのエーニャでロレンツォマグリコーチに師事していました。
15歳で史上最年少での4回転ルッツ成功、16歳でイタリアの国内チャンピオンとなりました。

北京オリンピック出場後はイタリアを離れアメリカ、ロシアと拠点を移した時期がありましたが、昨シーズンからは再びイタリアに戻り、トリノのエドアルド デベルナルディスコーチのもとでトレーニングを積んでいます。

ダニエルグラスルといえば、ファンタジーの世界のエルフ族を思わせるノーブルな容姿、他の誰とも被らないジャンプ構成、見る者に不安をいだかせるポジショニングのスピンを誇る無二のスケーター。

4回転ジャンプはルッツ、フリップ、ループの3種持ちでしたが今シーズンから4回転サルコウ投入。
多くの4回転スケーターの登竜門ジャンプのトウループが入らないのが謎ですが、マリニン選手に次ぐ多種4回転スケーターの位置にいます。

グラスル選手の今シーズンのフリープログラムでは、誰もがその不思議な編曲に心を奪われますが、テーマはミュージカル『ビリー・エリオット』で、バレエダンサーを目指す少年の物語を表現しています。

ピチピチ白Tシャツのお衣装は、バレエの練習着をイメージしたものでしょうか。
エキセントリックなスピンのシルエットがより映える、ミニマルなデザインが素敵です。

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