脱🐷「察してちゃん」

　ある居宅介護支援事業者に勤務していた頃の管理者は、朝の表情で機嫌が分かる人でした。

　「おはようございます」　と声をかけても、不機嫌な時には返答がない。
その頃は「私が機嫌が悪いということはどういう意味か察しなさい」という無言の圧に思えていました。

居宅の管理者の激高

　ある朝「どういうこと？」と、大きな声で怒りをぶつけられました。
前日に管理者が担当している利用者様のご家族からの電話を受けましたが、管理者が退勤した後でした。勤務時間外だったけれど管理者の性格上「把握しておきたい」と考えて、管理者の携帯に電話をかけ、留守電に「こういう連絡がありました」と伝言を残し、同じ内容をメモに残し管理者のデスクに置きました。
利用者様家族から「明日の朝は忙しいから、夕方に連絡下さい」と言われ、その旨もメモに残しました。

翌朝、「連絡あったっていうから、今朝電話入れたら、娘さん迷惑そうだったんだけど、貴女どんな対応したのよ😡」と興奮しています。
（夕方に連絡下さいってメモに残したよね・・・)と思いました😵
何か対応が良くなかったのかは、正直分かりませんでしたが・・・
「私の言うことを聞けないなら辞めてもらってかまわないからね」と言われ、返す言葉がみつからない。
管理者の早とちりもですが、その利用者家族との信頼関係ができていないのかな・・・と感じたり。
自分の機嫌は自分でとってほしい、とも思いました。
私のそんな想いが伝わり、余計にカンに触ったのかもしれません。

あっ・・・私も察してちゃん

　自分にも言えることでした。
元パートナーと同棲していた頃、彼は私の誕生日はスルーで。
その時の私は、不機嫌丸出しでした。誕生日を祝う習慣がない人もいるけれど、彼は母親や妹の誕生日はお祝いに行っていました。それが腹立たしかった。

言葉にしていいと思う

「私、今日誕生日！」くらい軽く言えたら。
　髪を切って気づいてくれない、悲しい😢と思ったら、「髪切ったよ。どぉ？」くらい言えたら。
言葉にしたらいいんだ、気づかないことが悪いことではないと思うようになりました。

私が管理者に対して「面倒臭いなー」と思うくらい、自分も面倒臭いと気づき。

もっと、わかりやすく気持ちを表現していいんじゃないかなと今更ながら。
察してより、落ち着いて伝えることを面倒がらずにしていくことが大切なんだと思います。