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【医師の税金事情】確定申告書を使った手取り収入の出し方を解説

この記事は医師の確定申告書を使った手取り収入出し方の記事です。

📙この記事がおすすめの方
✓確定申告書を使った手取り収入の出し方を知りたい方
✓納めている税金や社会保険料がいくら知りたい方

「勤務医の場合、普通の会社員に比べて自分の手取り収入を把握しにくい面があります」

理由は、

  • 予定納税や追加納税があり税金の出入りが複雑

  • 転勤が多く、収入に変動がある

  • 複数の病院より収入がある

  • 講演料やその他の収入がある

などが挙げられます。

手取り収入を把握することは家計管理や資産運用をする上で役に立つので知っていて損はありません。

手取り収入を出す方法は、過去の銀行口座に振り込まれた給与を合計することですが、正直面倒くさいです。

そこで、今回は確定申告書を使った手取り収入の出し方を解説していきます。

「勤務医の場合、確定申告書を自分でする場合がほとんどだと思うのでぜひチェックしてみてください!」

手取り収入とは「可処分所得」のことです

可処分所得とは

手取り収入は言い換えると「可処分所得(かしょぶんしょとく)」と言います。

給与やボーナスなどの個人所得から、税金や社会保険料などを差し引いた残りの手取り収入のことで、自分の意思で使える部分を指します。

そして、可処分所得は以下のように出せます。

可処分所得=年収ー(所得税+住民税+社会保険料)

「要するに自分の手取り収入を求めるには上記のように、税金(住民税と所得税)と社会保険料の金額がわかればOKと言うわけです!」

用意するもの

  1. 確定申告書

  2. 住民税決定通知書

の2つです。

確定申告書

毎年2月に確定申告をしたあとに控えをもらうと思います。

住民税決定通知書

5月か6月頃に配られる細長いピラピラした紙です。

最悪、住民税決定通知書がなくても簡易的計算できるのでなくてもOKです。

確定申告書で確認する

可処分所得(手取り収入)を求めるのに確定申告書で確認する項目は

1.年収
2.社会保険料
3.所得税

の3つです。

年収を確認する

年収を確認するには確定申告書の「収入金額等」の欄を確認します。勤務医の場合、主に下の合計金額が年収になると思います。

カ(給与):病院で支払われる給与の合計です(バイトも含む)。
ク(雑、その他):講演会での講演料は雑所得になります。

社会保険料を確認する

次に、社会保険料を確認します。確定申告書の「所得から差し引かれる金額」の欄を確認します。

⑩社会保険料控除:給料から天引きされた社会保険料の合計金額

所得税を確認する

最後に所得税を確認します。確定申告書の「税金の計算」の欄を確認します。

㊷所得税及び復興特別所得税の額:最終的に計算された所得税の金額

住民税決定通知書で確認する

住民税を確認する

住民税決定通知書では納める住民税の金額を確認できます。「税額」の欄を見ます。

特別徴収税額⑧:住民税の金額
もしくは、緑のマーカーの⑥⑦の合計金額

手取り収入を計算する

以上より、可処分所得(手取り収入)を求める手筈が整いました。

可処分所得=年収-(所得税+住民税+社会保険料)

なので調べた金額を使って計算すると自分の手取り収入がわかります。

まとめ

以上が医師の確定申告書を使った手取り収入出し方についての記事です。

要点まとめ
可処分所得=年収ー(所得税+住民税+社会保険料)
確定申告書を用いて自分の手取り収入のチェックが可能
一覧表を作っておくことでライフプランなど計画が立てやすい


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