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かわいい「ざんまいず」 奈良博三昧:2 /奈良国立博物館
(承前)
「ざんまいず」のかわいいイラストは、なんと、奈良博の職員さんが描いている。つまり、外注なしでこの完成度。職員さん、いったい何者なんだろう……(この記事の最後にインタビューのリンクを張ります)。
キャラクター造形のモデルになったのはそれぞれ、こんな作品。
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設定もつくりこまれている。
ツイッターの投稿がいちばんよくまとまっているので、そちらをご覧いただいて紹介に替えたい。
【ざんまいず紹介~あおじし~】
— 奈良博三昧|奈良国立博物館 (@narahaku_3mai) May 29, 2021
オレ様キャラだけど、実は強がり。
しろぞーのほっぺをつつくのが好き。
*モチーフになった作品 獅子 鎌倉時代(13世紀) 本展では後期展示#奈良博三昧展 #奈良国立博物館 #ざんまいず pic.twitter.com/Yq1MmlXfli
【ざんまいず紹介~しろぞー】
— 奈良博三昧|奈良国立博物館 (@narahaku_3mai) May 29, 2021
とても優しい、のんびりやさん。
あおじしと一緒にいるとホッとする。
*モチーフになった作品 重要文化財 普賢菩薩像 平安時代(12世紀) 本展では前期展示#奈良博三昧展 #奈良国立博物館 #ざんまいず pic.twitter.com/7PGG2gk7Vd
【ざんまいず紹介~くじゃっぴ~】
— 奈良博三昧|奈良国立博物館 (@narahaku_3mai) May 30, 2021
物知りで、負けずぎらい。
とてもおしゃれで、鏡をながめるのが大好き。
*モチーフになった作品 銅孔雀文磬 南北朝時代 正平12年(1357)#奈良博三昧展 #奈良国立博物館 #ざんまいず pic.twitter.com/x2PWmZPDqh
【ざんまいず紹介~ぎゅーたろ~】
— 奈良博三昧|奈良国立博物館 (@narahaku_3mai) May 30, 2021
こう見えても面倒見がいい、しっかり者。
関西弁のツッコミが得意。
*モチーフになった作品 大威徳明王騎牛像 平安時代(12世紀)#奈良博三昧展 #奈良国立博物館 #ざんまいず pic.twitter.com/M5BEknhuGl
【ざんまいず紹介~はにわんこ~】
— 奈良博三昧|奈良国立博物館 (@narahaku_3mai) May 30, 2021
無邪気で、甘えん坊。
この5匹の中では末っ子ポジション。
*モチーフになった作品 埴輪犬 古墳時代(6~7世紀)#奈良博三昧展 #奈良国立博物館 #ざんまいず pic.twitter.com/xx9hTAPse3
「奈良博三昧」では、解説のパネルやワークシート、キャプションなどありとあらゆる場面で、ざんまいずたちが大車輪の活躍。とくにキャプションでは、さりげないひとことコメントで鑑賞者の共感を呼び、理解を助ける、すばらしい役回りであった。
ざんまいずのモデルとなった作品は、どれも「奈良博三昧」で実際に展示されていた。場所は会場全体にばらけていて、イラストを確かめながら探していく楽しみも。こうなるともう、「ざんまいず三昧」である。(つづく)
※ざんまいずのLINEスタンプもあるよ。みんな買ってね!
※ざんまいずの生みの親・職員さんへのインタビュー