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株:1月20日 マーケットアナライズマンデーの岡崎さんのお話

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するノス。


大統領就任式を明日の午前2時に控えて

前回のトランプ大統領の就任式には反対デモがあった。
それと比べると今回はそんなムードはない。

(素人:今回も反対デモがあるみたいですよ?)

セキュリティの問題なのか今回は室内で就任式が行われる模様。
前回の株や債券のマーケットは静かだった。
就任式を挟んでアメリカの金利は少し下がった。
円はその前に円安のピークを叩いて、円高に動いた。

前回の就任式は金曜で、土日を挟んで月曜に円高になって日本株は下がった。

日銀が利上げするかも?

なんなんすかねー?
利上げするとか、利上げの議論をするとか、折り込ますとか。
なんで利上げするのかわからないのに利上げするというのがこの国の不思議。
何のために利上げするんですか?
他にもありますけど、何のためにこの制度は有るんですか?

それを何も知らされないまま、我々は大人しく生きている。
と、いうのが日本社会。
それを象徴しているかのような動き。

今週のストラテジー

今週は大統領就任式と日銀の会合があるのでシステマティックな戦略が高いと言えば高い。

システム通りに動くとすれば今週の日本株は売りになる。

先週の下げが下げが小さくて下げ切っていない。

2017年1月の大統領就任式の時は3度目の利上げ。
今回は3度目の利下げの後。
前回のアメリカの10年金利は1%水準。
今回は4%水準。

前回と今回で決定的に違うのは前回は低ボラティリティ相場の中に、トランプ大統領が生まれると言うのでパニクった日もあったのですが、アメリカのマーケットはボラティリティを売っていくというゴールディロック相場の真っただ中にあった。

前回はボラティリティが10~15だったのに対して、今回は15~20の中にいる。
岡崎さん的には今週のアメリカの注目点はボラティリティの動き。
おそらく!今週のアメリカ株の動きはボラティリティが上がると思う。

日本株は先週の金曜にぴょんと上がって、月曜も上がっている。
日本人が売ったり買ったり何もしていないです。
短期的な売買をしている人はいますが、本腰を入れて日本株を売買している人はいないし、日銀のコメントを真に受けて本腰入れて売買している人もいない。
全然折り込んでいない。
本腰入れてたらもっと出来高が増えるはず。

先週のアメリカは金曜がSQで金曜に向けての買い戻しが入った。
オプションの限月が終わった後のエアポケットの中で月曜が始まった。

アメリカのボラティリティは買いたい方向に動いているのでボラティリティは上がってくる。
ボラティリティが上か下かで言えばおそらく下のボラティリティ。
そして日本株は売って行く事になる。

前回の大統領就任式では『アメリカ ファースト』と言う言葉が出て来て二つのテーマについて話した。

一つは軍人の話。
なんで世界の国の為にアメリカの軍人が死ななければいけないのか?
なんで関係ない奴らの為にアメリカの軍人が犠牲にならなければいけない?
要するに安全保障上の見直しをすると言う事。

二つ目は、なんで諸外国がこんなに豊かになって、強いドルを山のように積み上げて俺たちはこんなに失業率が増えているんだ?
貧しくなって麻薬がはびこって、ギャングが増えてと言うような話。
ようするに俺たちは海外の犠牲になったんだ。

これがその後の対中政策含めたコロナに到るまでのトランプ時代を塗ってしまう色。
この二つの色にアメリカを塗ったのが前回の演説。

今回はどんな色で塗るのか?

おそらく前回よりももっと過激な事を言うんじゃないか?

安全保障でもアメリカの事しか考えない。
あるいは、アメリカの利益となる国しか守らない。
アメリカの経済だけが大事で諸外国からどんどん関税を取るぞというハッキリとした話とか。
あるいはドルの水準が高すぎると言うかもしれないし、前回よりももっとNoisy(派手に、目立つような煩さ)な音を出してくる。
強い色と音を出してくるだろう。

今のアメリカマーケットだと、株のボラティリティが上がった時に株価が上昇するのは難しい。
ボラティリティが上がって株価が上昇すると言うのは、皆が前のめりになって株を買うと言う事しかありえない。
今のように長期金利が4.6%とブレーキを掛けた状態ではちょっと無理。

などなどを考えるとアメリカは大型株売りの小型株買いとかそういうテクニックになるのかな?

日本については円高圧力とか関税圧力をかけるとかそういうトーンで売りなのかな?

日本銀行に関しては、利上げすればそれは売りますよ。
売りますが、前回の7月31日のパターンとは違います。
7月は複合的なクラッシュになったが今回は単体なのであそこまで大きなものにはならない。

前回は7月31日(水)までに議員の発言などもあり0.25%までの利上げは折り込んでいた。
31日の後半は半導体規制に関して良いニュースが出て日経平均上昇。
午後3時半からの植田総裁の『さらなる利上げ』発言で上昇分を戻した。
8月2日(金)の雇用統計で失業率4.3%になりサームルールに抵触し、アルゴリズムが景気後退と判断し『売り』に走った。

今回はそこまで複合的でないので、その前の段階で止まるんじゃないか?

早速大統領令をどんどん発令するらしい。

トヨタみたいにアメリカに工場を持っていないとダメというわかりやすいルールだと思います。

この2年間はインフレ相場でインフレ対応しようと、強気な話を言ってきましたが、もうやめないといけないかもしれませんね。
日本は目標インフレ2%を下したと思いますね。
ディスインフレ型ですね。
日本にはインフレ型は合わないと判断したのかもしれません。
小売りの話もそうですけど、日本人はインフレにはなれない。
引っ張ってくれたのはインバウンドだけですから。






鈴木さんのおススメ銘柄

2月決算をまとめる限りでは、小売りセクターが厳しい。
小売り以外の2月決算の企業は好調。
消費、外食関連が厳しい。

3月決算では消費関連が少なくなるので、『そこそこ良い』という前提で入ってくるんじゃないか?

キオクシアHD 285A

2024年3月期は売上が1兆765億円
営業利益が赤字の2527億円

今期の営業利益は黒字4500億円の3期ぶりの黒字になると予想。

利益率は7-9月期が35%、今10ー12月期は26%にダウンする。
PERは11.1倍くらい
PBR1.5倍くらい
半導体は業績が上下しやすいのだが、半導体としてはPBRは割安。

半導体業界には大きな2つの流れ。

一つは生成AIの爆発的な拡大。
マイクロソフトが6月までに12兆円の設備投資を行うなど、データセンター向けの需要がスゴイ。
キオクシアが得意としているナンド型フラッシュメモリーSSDが急拡大。

それ以外のシリコンサイクルのあるPCスマホ向けや自動車向けが絶不調。

この二つが混ざりこんで半導体関連銘柄の見方を難しくしている。

早ければパソコン、スマホの一番厳しい所をこの1月にクリアするだろう。
次に自動車向けが4-6月期にクリアするだろう。
どんどんあと送りされてきたのだが、どうやらこの4-6月期に底をつけて今年後半には良くなりそうだ。

キオクシア独特の材料としては、筆頭株主がベインキャピタル。
ベインキャピタルが51%、東芝が32%

流通株主比率が東証の上場基準である35%に届いていない。
なのでベインキャピタルが売っていくことになり、そのたびに下がるのだが業績良ければ戻していく。

ラピダスもこの春に試験的な生産を動かしていく。


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