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株:7月29日 マーケットアナライズマンデーの岡崎さんのお話
このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するっス。
今週は日銀で利上げが無ければ今週いっぱいは39000円を維持。
利上げすれば株価下落。
岡崎氏は利上げ無し。
エミン氏は0.15ベーシスポイントの利上げを予想。
その後は金曜のアメリカの雇用統計の失業率が4.1%以上になるかどうかが焦点。
まだ最後にFOMCと日銀が待っているが、7月は久しぶりに大きなゲームチェンジの一か月になった。
今週のストラテジー
先週は『買いでしょうね』と言いましたが、やすんどきゃ良かったかなと反省しています。
岡崎さんは、自分なりのモデルを12年位まわしてきて、その週が『買い』『売り』『休む』のかの判断をしている。
先々週まで4週位調子良かったのだが、そろそろやられる頃かなとは思っていた。
モデルの作り方としては3勝1敗1引き分けという感じに作っている。
39500までの下げは想定していた。
アメリカでゲームチェンジがすさまじい勢いで起きている。
これまでマグニフィセント7や生成AI関連を中心に相場が動いてきたが7月11日のCPIからガラガラっと変わった。
市場がCPIを見て高金利時代の終わりと、金融緩和の始まりを実感した。
そしてポジションの巻き戻しが起こった。
2022年の10月から高金利の中の上昇相場を作り出した。
その中心にいたのがマグニフィセント7とそれを加速させる生成AI関連。
これは高金利時代に負けないポートフォリオを作ろうという事でお金が集まってきたのだが、高金利時代が終わるのなら、マグニフィセント7に資金を集中させるのはリスクを高めてしまう。
高金利時代が終わるのならが、過度のリスクを取らなくても良い時代が来る。
ということでポートフォリオの入れ替えが起こった。
マグニフィセント7から、これまで買いを手控えていた中小型株のラッセル2000やバリュー株のダウ30。
月間の騰落率で見ればSP500は先週金曜の段階で若干のマイナス。
ナスダックはマイナス3%、ダウは若干のプラス、ラッセル2000は10%のプラス。
金利は0.14%位下がっている。
今までとは違う景色。
こういう状況のなかで大きな地殻変動が生まれて、そのあおりを受けたのが日本株。
日本株は2つのあおりを受けた。
一つはマグニフィセント7や半導体関連。
今の日経平均は半導体関連のウェイトが大きいので、アメリカの半導体が下落し始めた7月11日から同じく下落。
もう一つは、7月11日のCPIの発表と同時にドル売り介入をしたらしい。
そして円高方向に動いた。
今の円高はアメリカの高金利政策から生まれたものなので、これが崩れることで円高になった。
そして日本株は円安で水膨れしていく利益を求めるグループもいたが、円高でポジションを変えなければいけなくなった。
さらに二人の政治家が日銀に利上げを催促する発言。
本来は『日銀は独立性を担保されて、政治の影響は受けない』と法制化されているが、海外の投資家はそんなの信じていない。
アベノミクスで黒田日銀総裁にして(首相が総裁人事権持ってる)、大規模な金融緩和をやって、マイナス金利政策までやって、ありとあらゆる手段をやらせるという事をしたので、海外の投資家から見れば、日本の金融政策は欧米に比べて圧倒的に政治に左右される。
しかも河野大臣はブルームバーグで英語で記事が出た。
日銀は利上げをするとなれば円高方向に動くし、利上げをするならば日本株は下がる。
今まではゆっくり金融緩和をするのである、無担保コールレートが限りなく0に近い所で維持されているからというので株式市場は順調に上がってきた。
2023年の5月から大きなジャンプを2度経験している。
1度目は2023年5月はデフレが終わってインフレ率が2%を超えてちょうど1年が経過した時です。
それにより、海外の投資家に日本はデフレが終わったと確認されて3万円を超えて来た。
2度目は今年の1~3月に起きた。
植田総裁はよっぽどのことがない限り金融緩和を続けていく。
単純にインフレ率が2%を超えたから直ちに利上げをするというのではなく、グローバルに見れば世界が引き締めの中で日本だけは非常に緩和度の強い金融政策を続けていく。
その認識が広まった所で1~3月にぐっと上がった。
これがちょっと揺らいだのがマイナス金利解除の時。
3月19日にマイナス金利を解除したので、ひょっとすると利上げをするのかもしれないという見方が広まり4月19日まで下げた。
その後は4,5,6月の日銀金融政策で現状維持が続いたので今まで通りのゆっくりとした金融政策を続けていくのだと思われて6月後半からの日本株上昇につながった。
しかし、そこでアメリカのゲームチェンジ、日本の政治家の利上げ圧力により3万7千円の方向に動いてしまった。
というのがここまでの展開。
私(岡崎氏)は今回の日銀の金融政策決定会合では現状維持であるべきだという意見で、現状維持されるなら39000は維持されると思っていた。
しかし、これが少なからず動かされるかもしれないとなると株式市場は対応してしまう。
撒き戻されて短期間に急落して、十分な売りも出た。
そうは言うけれども、やっぱり現状維持で行くんじゃないの?という見通しで買い戻しが入っている。
アメリカもゲームチェンジが始まったがアメリカの市場からお金が出て行っているわけではない。
アメリカの株式市場の中でグルグル動いているだけですから。
まだまだ拡大局面にある。
一部はほころびが見られる銘柄も出てきた、ナイキやセールスフォース、バーバリー、テスラなどの割高で売っていた銘柄の調整があった。
しかし、アメリカ株全体としては大きく崩れることはないだろう。
7月31日を無難に乗り越える事ができれば。
無難というのは無担保コールの上昇がないという事。
国債の買い入れ額の減少に関してはあまり関係ない。
予想よりも3兆円位減らすんじゃないかと言われていますが、もうちょっと減らしてもあまり長期金利に影響しない。
政治家の発言などに左右されることなく、金利が維持されれば今週は39000以上で安定する。
8月2日に雇用統計が待っている。
失業率が4.1%まで予想されているが、4.1%に上昇するとサームレートに抵触して景気後退確率が非常に高まる。
エミン・ユルマズ氏
(今週の中銀ウィークはどうですか?)
アメリカはだいたい織り込まれているので、日本が何をするか。
25ベーシスポイントまでの引き上げが日本でも織り込まれているのでそれ以上のモノがあるか、それとももう少し待ちましょうとなるのか。
それによって為替が大きく動きますし、日本の流動性はアメリカ株を支えているのでドル円が売られるとアメリカ株も売られる。
アメリカの経済が思った以上に強いのでアメリカの経済が崩れるのを待っていてはドンドン円安に向かうので日本も動かないといけない。
エミン氏は今回の日銀で0.15引き上げて0.25にすると予想。
何かタカ派的な意見をだすのか、あいまいな言葉で濁すのか、おそらく後者。
日本の消費も強くないので。
日本が引き締めをすると世界株が崩壊する。
アメリカはトランプラリー。
ビッグテックからオールドエコノミー、内需の中小型株に資金シフトが起きた。
それはトランプ氏が当選した時の一か月後のマーケットによく似ている。
しかし、トランプ氏の任期中を通して見れば結局は変わらなかった。
短期的には内需の中小型株への資金シフトが見られたが、4年間を見ればGAFAMが上昇した。
先週のアメリカが下がったのはハリスショック。
相場がハリスを嫌っている。
ハリスには株式上昇のネタがない。