中山記念 2025 気になる馬達


過去の良馬場の中山記念の傾向

寒さが和らぎましたね。
船橋は今週の日曜は21度だそうですよ。
月曜からは雨マークがついていますが、それが前倒しされなければ今年は良馬場で行われそう。

中山記念上位にはウインブライト、ヒシイグアス、パンサラッサを始め海外で活躍する馬が多い。

ただ、前走香港だと1着だったウインブライトさんでも7着し、2着のダノンザキッド、ディアドラも馬券外。
香港5着以内の成績は【0-1-1-5/7】と微妙。
香港マイルで9着だったネオリアリズムだけが次の中山記念を勝っている。

香港マイル2着のソウルラッシュは人気になるだろうが勝つまではどうか?


年齢別

4歳は前走GⅠ組、それも前走GⅠで1着だった馬が5頭もいた。
今年は該当馬なし。
前走GⅢで馬券になった馬は前走で1,2着している。
前走GⅡは1頭いて前走3着いないではなかった。

シックスペンス 毎日王冠GⅡ 1着

前走オープンの2頭は共に白富士S2着
該当馬なし
とはいえ、エコロヴァルツは今回と同じ中山1800mを勝っているし、先行馬なので候補にいれるべきか。

5歳は前走成績よりも中山記念で5人気いないかどうか。
該当馬なし

6歳以上
前走で大きく負けていいのはGⅡとGⅠ
GⅢは3着以内
アルナシーム   中山金杯1着
ボッケリーニ   鳴尾記念2着
メイショウチタン 東京新聞杯3着
リフレーミング  小倉記念1着

ここでも前走オープンは白富士S2着www

4歳
5歳
6歳以上

逃げ先行が有利
開幕週だけあって前の馬が有利。

とはいえ、内枠が必ずしも有利と言うわけではない。
枠の詳細を見ても人気、脚質はバラけている。

馬個別の得手不得手をみるべき。
その馬が内ラチ沿いで強いのか外でのびのび走らせた方が結果が出るのか。

特に4コーナーが難しい中山では展開によって内が渋滞する事もあるし、外を周っては届かない事もある。
不確定要素の強い競馬場だ。

前走で1枠だった馬が好走しています。

意味はないのでしょうが、こういう積み上げられた傾向にはある種の強制力みたいなものもあります。

今年はアルナシーム、エコロヴァルツ、グランディア、ソウルラッシュ、メイショウチタン、リフレーミングが前走1枠でした。

なんか人気馬と穴馬が程よく入り混じっていてこの買い方でもいいんじゃないかという気がしてきます。

前走ハンデGⅢは前走3人気以内か3着以内

アルナシーム  中山金杯1着
リフレーミング 小倉記念1着

リピーターの共通点

母にストームキャットとレインボウクエスト
母にグレイソヴリン系とマルゼンスキー(ニジンスキー)
3歳に春開催の中山重賞を使っている(成績は悪くてもOK)
東京実績
前走白富士S2着の好走率が高いのは偶然ではないでしょう。

3歳春中山出走馬
エコロヴァルツ   皐月賞7着上り1位
グラティアス    皐月賞6着
シックスペンス   スプリングS1着上り1位
ボーンディスウェイ 弥生2着、皐月14着
アルナシーム    スプリングS7着


ドーブネ
母にストームキャットとレインボウクエスト
スプリングS0.6差6着上り1位
東京実績
前走白富士S2着からというのはアドマイヤハダルも同じ

ヒシイグアス
母にストームキャットとレインボウクエスト
スプリングS0.2差5着先行
東京実績

ウインブライト
ステゴxグレイソヴリン系
母内マルゼンスキー
母にマルゼンスキーとグレイソヴリン系と言えばマテンロウスカイも同じ
スプリングS1着

パンサラッサ(リピーターではないが)
東京実績という点でパン君はオクトーバーSを2年連続連対。
中山記念を勝った後ではあるが秋天2着。
この時期の中山は高速馬場傾向があり、特に先行馬は東京でも走るタイプが多い。

評価

今回は5頭の中でどう買うかだと思います。
ボーンディスウェイとメイショウチタンは内で有利な競馬ができるかどうか。

勝ち負け
シックスペンス
アルナシーム

2着候補
エコロヴァルツ
ソウルラッシュ
マテンロウスカイ

3着候補
ボーンディスウェイ 内枠で前に壁を作れれば
メイショウチタン  前走はハマった感、連続の好走は難しい馬だが
リフレーミング   去年の湾岸Sみたいなレースができれば

馬達

シックスペンス

キズナxファピアノ系
スプリングSはラストが12.0-10.9-10.8を先行出し抜けできたのが有利だった。
着差はつけたけど上がり33.3は2位の33.4と0.1しか違わない。
ダービーは不利の無い展開で0.9差9着。
これがこの馬の力だと思う。
毎日王冠では再びスローの前有利で勝利。
上がり1位から最下位までが0.8秒以内に納まる瞬発力勝負。
有利とはいえ、1800mでスローからの瞬発力勝負ではすこぶる強い事が証明されたレースだった。
メンバーを見ても後に重賞で活躍する馬が多数いるのでこれはもう認めざるを得ない(上から目線><)
(だって、スローの前有利で勝つ馬はあんまり好きになれないんですよ。
これは完全に偏見の入った私の好みの問題。
スローの前有利で優れた瞬発力を使えるってのも武器なんですけどね)

休み明けで開幕週の中山1800mはベストと言える条件だろう。
ただ、斤量が1キロ重いのがどう出るか。
それだけだ。

エコロヴァルツ

ブラックタイドxキンカメxAPインディ

ダノンデサイルも母父APインディ系だし、ドウデュースも母父シアトルスルー。
古くは中山7勝のマツリダゴッホも母父ボールドルーラー系
アメリカ血統のボールドルーラー系だが中山で走る馬も結構いる。

エコロヴァルツは皐月賞で上がり1位。
上がり1位というのは順位はともかく出走メンバー中ラスト600mが一番速い馬。
特に中山の場合はラスト600mに難しい4コーナーがあり、速い上りを使えているかどうかは中山適性を見る上でも重要。
上がり1位タイのレガレイラが有馬記念を勝っているし、ドウデュースも皐月賞は上り1位、サートゥルナーリアも有馬記念2着。

2018年の上り1位タイで6着のグレイルもその後の成績は良くないが重賞で2回3着していて、いずれも中山。

これは他のレースでも言えることで、中山で5着以下でも上がり上位ならば決して中山が苦手と言うわけではないよというサイン。

特に去年の皐月賞は上り上位3頭の内2頭がのちにGⅠを勝っている。
残りの1頭であるエコロヴァルツが弱いわけないよなー!

今回1人気が予想されるシックスペンスにはダービーで先着しているし、今回は斤量で1キロ有利になる。

Mデムーロ騎手は不安ではあるが先行策という指示が出るだろうし、芝の重賞に限れば今年は全て人気以上に持ってきている。
オープンでも人気以下だったのはセッションだけ。

マテンロウスカイ

モーリスxスペシャルウィーク
去年の稍重で難しい馬場状態だった中山記念を勝った。
その後は勝てないが白富士Sと同じ東京2000mの秋天で0.3秒差と好走している。
前走の東京新聞杯も斤量が2キロ増でも去年と同じ0.3秒差。
この中山記念も去年比で1キロ増になるが好走が期待できる。
横山父騎手だし、先行して3着前後には持ってきそうだ。
馬券内率は結構高いと思う。

アルナシーム

モーリスxディープインパクトxAPインディ系
中山金杯では関西の騎手で嫌ってしまった。
金杯は控える形になったがスタートは良かった
なので今回は前回よりも前目でレースをする可能性もある。
これは不確定要素だが過去の傾向からも前走中団→中山記念先行の好走例がある。
スタートの良いアルナシームにはその可能性がある。
過去25回で前走中山記念1着馬の成績は
【3-1-1-3/8】勝率37.5%、複勝率62.5%
しかも馬体重を増やしながら成績向上は典型的なモーリス産駒の買いシグナル。
自己ベストではないが金杯前よりも追切時計は向上

ソウルラッシュ

池江調教師のコメント

「1600メートルで使えるような末脚を1800メートルで使えるか。今回はコーナー4つで、どんな競馬ができるかも鍵。ここで上手な競馬ができれば、ドバイターフに出走させてみたい。
 衰えている感じはなく、むしろ元気さを増している。老いてますます盛んな感じ」

助手さんのコメント
「どこがピークなのか分からないくらい。ずっと『今が一番いい』が続いています」

そうですね、2023年も十分に良かったのですが、去年は更に一段上に行った感じです。
4月のマイラーズCでの勝ち方が実にしっかりしていた。

一時期の溜めて後半勝負の印象がすっかりなくなった。
体幹がしっかりしてきたので仕掛けさえ間違えなければマイルGⅠで上位に来る力をつけた。

中山は1600mと1800mでは全く別のコースになる。
前半下りで外回りの1600m
前半上りでコーナー4つの1800m
一昨年の京成杯AHでは内枠から先行し内ラチ沿いを上手く周っていたので、前半の上り坂を問題にしなければ大丈夫だと思う。
母父マンカフェでリボーを持っているし大丈夫だとは思う。
陣営的にはお試し感のあるレースだが、馬はマジなので余力のある状態で4コーナーまで来たらエンジン全開してしまう。
場合によっては勝ってしまうかもしれない困った馬。
なんてったってメンバー唯一のGⅠ馬ですし。
香港マイル2着やロマンティックウォーリアーから0.1差と言う馬。

ドバイターフは1ターンなので中山1800mよりはこの馬にとって競馬しやすいと思う。

ボーンディスウェイ

前走のAJCCも中山金杯同様に外で風を受ける時間が長かった。
前走は18番枠で特に難しかったが、木幡騎手はボーンディスウェイで前に壁を作らない事が多い。
それによりスタミナを消耗してしまいゴール前で失速する事が多い。
AJCCはさらに距離の伸びたので馬には厳しかった。
それでもGⅠ馬から0.8秒差の7着は素晴らしいと思います。
先着した6頭は全てGⅠ掲示板経験者。
内3頭がGⅠ2着。
6着ビザンチンドリームは先週ドバイでGⅡ勝利。
何も悲観することはない。
馬は強い。

願わくば、本当に頼むから前に馬を置いて先行してほしい。
それさえできればアルナシームに先着できるし3着以内率は非常に高くなる。
木幡騎手は内枠でも七夕賞みたいに外にハミ出して風を当てちゃうんですよ。

もしも偶然にも内枠から壁を作って先行できれば勝ち負けまである馬。

メイショウチタン

カナロアxマイネルラヴ
本田調教師のコメント
「(去年の)新潟で熱中症にかかってから立ち直っていなかったけど、今は立ち直って前回も走ってくれた。1800メートルは初めてなので、どれだけ粘れるか」

確かに追切時計を見れば11月に復帰してからは前半から速く走らせて馬に負荷をかけて立て直そうとしていた。
1月後半からはラスト2ハロン追いに切り替えている。
その効果が出たのが前走の東京新聞杯だったというわけだ。

内枠からの逃げがハマった感はあるが、1,2着は強いし4着も試走とはいえGⅠ馬。
マテンロウスカイにはしっかり先着している。

初の1800mだが穴を開けるとすればこの馬か。
ただ、過去の成績からは2走続けての好走は難しいので可能性は低いが。

リフレーミング

キングヘイローxバトルプラン
母母母父APインディ
春中山2週目の3勝クラス2200mを勝っている。

小倉記念をレコード勝ちした後に右前肢の支持靱帯(じんたい)を傷めて約半年ぶりのレース。
追切時計としては以前と変わらない時計が出ている。
去年の湾岸Sのように壁を作りながら外を上がって行ければ。


パラレルビジョン


国枝調教師のコメント
「寒い時期は体調がいいみたい。放牧を挟んで状態はいい。前走を見ても1800メートルは合うし、中山で期待」

ボッケリーニ

池江調教師のコメント
「少し距離は短い印象ですが、中山コースはいい。叩き良化型なので、使いながら良くなってくれば」




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