株:3月3日 マーケットアナライズマンデーの岡崎さんのお話:日経平均の株価予測

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するノス。


マーケットアナライズマンデー

今週のストラテジー

ゼレンスキー大統領とトランプ大統領の大げんかはなかった事にしましょうwww
それで作戦を立てても何もできないのが土日に考えた結論。
どうあがいてもいいシナリオをイメージできなかった。

日経平均株価は割と単純に、先週大きく突っ込んだので、その戻りを試す1週間でいいと思います。

ここからさらに下がることを予想して売りで攻めてもあまり取れないんじゃないか。

37000円を瞬間割れました。
マーケットは38000円をフロアだと思っていたのでダムが決壊したように落ちて37000まで落ちた。

そんなに大きなフロアでもなかったのでこの程度で止まっている。
ここから更に下の36000円や去年夏の31000円を目指すには何かしら構造の変化が必要。
それにはまだ早いのだと思う。

今週は38000円に戻れるかな?という1週間になるだろう。

難しいのはアメリカ

PCEがイメージしていたよりも悪くて、物価もちょっと下がっていたので長期金利が4.2%まで下がった。
このニュースで買われるのはいいのですが、本質的にはあまりいいニュースではない。

アメリカ株が下げているのには大きく分けて2種類ある。

1つは、FEDが利下げしてくれない。
もう一つは、1月の小売り統計が予想外に悪かった。
S&PグローバルPMIのサービス業景況感が50を切ってきた。
そこにウォールマートが先行き見通しがスゴク弱気だったり、アマゾン、ホームデポしかりで小売りがどうも良くないぞと。
全部が煮詰まった所で1月の個人消費支出を見ると、なるほど弱かった。

株は金利の状況と業績(景気の状況)。
金利が低下しているのは良いが、景気が悪そうだというので喜んでいられない。

そんな状況でアメリカは月初の経済データラッシュがある。
ISM製造業、非製造業、そして雇用統計。

どれもこれも重要です。

ISM非製造業景況指数がPMIに続いて悪くなっているのかどうか。

PMIの方が多少先行するのがデータ分析からわかっているので、直ちにISM非製造業景況指数が悪くなるかと言うとそうはならない気がする。
(素人注釈:
ISM非製造業景況指数は先月54.5で予想は54.2
失業率は先月4.0%、予想4.0%
雇用者数が先月14.3万人、予想15万人、コンセンサス13.3万人と割れている)

山火事のせいとか、季節調整が上手くいっていないとか色々あるし、雇用統計も代り映えのしない予想。

失業保険申請件数がジリジリ上がっている事。
公務員のリストラが始まってしまった事。
これが如実にすぐにあらわれてくるのかどうか。

アメリカの雇用統計は民間部門と政府部門にしっかり分かれているのでマーケットはそれを見て判断していくのだが、これが悪くなっているようだと、皆が忘れていたスローダウンからのハードランディング。
景気がやっぱり悪くなっているんじゃないの?という話になってくる。

債券市場が金利4.2%まで下がっていると言う事はそれなりに景気を不安視している向きが増えてきたという表れでもある。

3月18,19日のFOMCまではアメリカ株はちょっとした調整局面に入るんじゃないか?と岡崎さんは見ている。

業績についてのサポート材料が今はない。
オルカンとかS&P500の積み立てでコツコツとお金が入っているのは事実なんですが、その一方でアメリカの金利も下がらないですからね。

どっちを取りますか?という判断が出てきますから。
そうするとお金が債権の方に行きやすい局面があるんじゃないか?

FOMCでひょっとしたら利下げがあるかもしれない。

利下げがないとなると、しばらくは債権や短期金利に置いておく方がいいんじゃないか。

5%下げたが、景気がちょっと悪くなったくらいなのでせいぜい10%位の下げだろう。

日本は上がった銘柄が増えているかもしれませんが、日本株投資の人たちが無視しているのが、岡崎さんは日本は50%以上の確率で景気後退期に入っているんじゃないかと思っている。
スゴイ皮肉な動きなんですけども製造業の生産のピークはもう2年前に終わっている。

金曜に鉱工業生産指数が出ていたんですけど、3か月連続でマイナスだったのかな?
(素人注釈:-2.3、0.3、-1.1でわずかに3か月連続マイナスではないが近い)

日本の場合は3か月連続は良くあることですが。

鉱工業生産指数の季節調整かけた数字を1年間の移動平均を取ると日本の景気循環とピッタリ合う。

2022年の10月にピークを打ってからジリジリを下げてきている。
コロナ後に日本の産業構造がドラスティックに変わったと言うのならばこの予想は外れるのだが、以前と同じような製造業が中心の産業だとすると、本当に皮肉な事ですが、株価4万円とか利上げしているんですけども、昔とおなじような景気循環で見ると、後退期に入っているように見えます。

コロナ後に生まれた需要もたくさんある。
昔の法則が当てはまらないと言う見方もある。
昔の製造業を中心とした鉱工業生産指数でみると後退期に入っているように見える。

(素人:日銀の植田さんが去年の春までは緩和姿勢を貫いていたのを夏から急転換したのには『景気後退期に利下げできるようにする』という考えもあるらしい。
素人の私からは利上げによって景気後退を招く自作自演とも思えたのだが、もしかしたら去年の時点で避けようのない景気後退が予測できていたんじゃないかな?
好意的に解釈するとね。
放っておいてもどこかの時点で株価の暴落は避けられなかった。
それをまだ少しは余裕のあるあの時期にわざとやったんじゃないか?
ってのは好位的に考えすぎ?)


整理がつかなかったのがドル円

150円はおかしい。
アメリカの長期金利が下がって、日本の長期金利はやや高くて1.4%位になっている。
金利差は縮まってきているのに150円を維持している。

これこそまさにアメリカーウクライナが決裂したことの表れなのかもしれないが。

いいんですかね?あのまま放っておいて。

株式関係者にはトランプ大統領を好きな人、好きになった人が多いのですが、岡崎さんはトランプ大統領を利用して儲けようという気にはならない。

ドル円の違和感はあの会談にある。
それを含めての投資の世界ですから、血も涙もなく闘っていかなければいけないんですけども、このドル円の動きは先週よりも世界は悪い方に一歩進んだと判断している。



鈴木さんのおススメ銘柄

先週から今週にかけて良い所と悪い所があった。
先週の金曜日の1100円安。
値上がり銘柄が312。
その前に1000円下げたのが2月3日にトランプ大統領がカナダとメキシコに25%の関税をかけると言った休み明けに1052円下げた。
あの時の値上がり銘柄が154.

これからも何回も何回も叩かれると思うのですが、マーケットは耐性というか鍛えられて行きますので、少しづつへこたれない銘柄が出始めた。

悪い点は、今日の反発を見ても柱みたいなモノがまるでない。
今日、ちゃんとあがっているのが下水道関連とかイオン銘柄の親子上場解消銘柄とかが値上がり上位に来ているが、今のマーケットの中核はデータセンター関連だったり、先週にぎわった商社関連だったり、腰の据わった主役になれるような銘柄が切り返してくるのは何時か?
今日に関してはそれがまだ全然出ていない。

ソフトバンク 9434

先週の金曜日にプライム市場で上場来高値を更新した6社のうちの一つ。

業績は好調。
通期見通しは据え置いたが前年比で8%。
第3四半期で進捗率86%なので上手くいけば通期の上方修正がもう一回ありそうだ。
PBR4倍
配当利回り4%
ROE20%

携帯事業が3%
メディア(LINE、一休など)が4%
ファイナンスのPaypayが前年比で20%
ソフトバンクグループのPaypay経済圏がこれからものびていくんじゃないか。

海外から日本に来る観光客は現金の決済をほとんど使わない。
非接触型の決済が相当伸びている。
その分野でPaypayの躍進も期待できる。

(素人:シドニーのダーリンハーバーなどのイベントで屋台も電子決済だけという風に変わって行ったからね。
以前からカード主体だったけどコロナ以降に非接触型が圧倒的に増えた。
屋台でも現金受け付けないんだ!って驚いたの覚えている)

株式分割して現在は217円。
2万円ちょっとで株主になれるので株主数が100万人と大きく増えている。
40才代以下の株主が1/3を占めている。
7割が配当金の高さ
55%が企業の成長性が見込める
売買代金が低い

このあたりを株主になる魅力として個人投資家に人気。

成長も期待できるディフェンシブ銘柄。

下がった時に支えてくれるのは個人投資家だと言うのが企業にも浸透してきている。
外国人投資家にもたれていると、上がる時には上がるのだが下がる時にも一気に売られると言う警戒感がある。


日経平均の株価予測

先週の2月25日ボリバンの-2σを下回り、レンジの下放れしそうだと田代昌之さんも指摘した。

私も素人ながら去年9月10日のPER14.61倍を参考に37000円が下の壁かもしれないと予想。

金曜には37000円を下回ったので買いに入った。

次の注目は現在の短期的な日経平均の上限はどこにあるのかと言う事。
3月後半の配当権利落ちには38000円より高くなっているだろうが、それまでは上げ下げが結構あると思う。

素人的には月曜午前の戻し具合からは明日は落ちると思う。

ラジオ日経の和島さんがテクニカルで日経平均をチェックしているので参考にしてみよう。

https://www.radionikkei.jp/marketpress/docs/c32790f434e38c9a7e91ae00b763d625448cc38c.pdf

ボリバンが収縮から拡大し、-3σに触っているので下へのバンドウォークの危険性がある。
今日は37000円での反発で買い戻しが入ったが明日からの値動きが重要。

明日も37100円で止まれば37000円が現在のレンジの底になりそう。
もしも明日、金曜の下値36840を下抜ければ2022年の3月前半のように大きく下げて日本のSQまでは渋い展開が続きそうだ。

そして水星逆行が3月15日から始まる。
水星逆行が始まるとそれまでの傾向が反転する確率が高い。
3月前半に下がれば水星逆行を機に配当権利落ちに向けて上昇するかもしれない。

それを基本のシナリオに据えるが、トランプ大統領の言動とアメリカの経済指標に左右されるのはしょうがない。

3月18,19日のFOMCで利下げするかもしれない。
10年金利が1月13日には4.8%まで上昇したが再び4.2%台まで下がっている。
この金利がさらに下がるような経済指標が出れば3月の利下げも少し期待できる。
利下げしなくても、次回にほのめかすような発言があればマーケットは好感するだろう。

2024年
2022年3月

月足だとボリバンの中央線を境にしたレンジが続きそう。
36000~39000円。
下手したら1年は40000円ないかも。

日経月足


2月26日の田代さんの資料

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