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人たらしな人が絶対にしないこと

イマイチ仕事ができないのに上司に気に入られて出世する人とか、味の評判はそれほどでもないのに、店主の人柄で繁盛しているお店ってときどきありますよね。

ビジネスでもプライベートでも、人間関係が良好であれば、あらゆることがうまくいくものです。

逆に、どれだけ頭が良くて、知識や経験が豊富でも、人間関係を築くのが苦手だと物事が思ったように進まないことが多いものです。


私は学歴が低く、恵まれた家庭に生まれたわけでもありません。

だからこそこれまで、人間関係を築くことで協力を得たり、問題を解決することを試みる場面が多々あったように思います。

とはいえ願い通りにうまくいくことばかりではなく、不甲斐ない思いをしたことも多々ありました。

始めて経営したお店を閉めた理由は、スタッフ同士のいざこざを改善できなかったことですし、夜の仕事をしていたときも、うまくママにすり寄れなかったためにいいお客さんの席につかせてもらえなかった、なんてことがありました。

自分がもっと人に好かれる性格であれば、しなくて済んだ苦労だっただろうなと思うことは少し考えてみただけでいくつも思い浮かびます。


「人間関係作りのスペシャリスト」いわゆる「人たらし」と呼ばれる人たちと、普通の人との違いって何なんでしょう。

私にはこれまで、なんとなくその違いが分かるようでいて、はっきりとした言葉で表現することはできていませんでした。

ところが、先日読んだ『人望が集まる人の考え方』という本で、ようやく答えが見つかりました。そうか、これだ、と。

この本の言うとおり、人に愛されることでなんでも希望を叶えてしまう人や、ひとこと「お願い」と言えば周囲にいる人たちが一斉に動いてくれるような人望のある人たちは、あることを絶対にしないのです。

逆に、私を含めた人間関係作りが得意でない人たちは、その「あること」を意識的にも無意識的にも、ついやってしまっているように思います。

本当に小さなことなんですけど、でもそれこそが、人間関係で全てを叶えてしまう人と、人間関係を築けないためにいつも遠回りしてしまっている人の違いなのです。


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